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『8月14日』のお話

山本伸一青年と、戸田城聖との出会いのお話。

≪山本伸一≫  先生、正しい人生とは、―― 
正しい人生とは、いったい、どういう人生をいうのでしょうか?
≪戸田城聖≫  さあ、これは、難問中の難問だな.
この質問に答えられる人は、いまの時代には誰もいないと思う。
しかし、僕には答えることができる。

P1010491_1.jpg

≪ナレーション≫ それでは、寸劇人間革命のコーナーを行います。

ただし、登場人物の年齢などに、ちょっと無理がありますが、そこは何とかよろしくお願いします。

時は、昭和22年西暦1947年8月14日。
東京は墨田区・蒲田で行われている、座談会の会場であります。
当時、創価学会の理事長であった、戸田城聖先生を囲んでの座談会の真っ最中であります。

≪戸田城聖≫ (戸田先生役ということですので、よろしくお願いします)

今日の立正安国論の講義はここまでにしておこう。
ほんの数行でもすごい仏法哲学の真髄です。
個人であれ、一家であれ、一国であれ、この仏法哲学ですべて解決するのです。

私はこの世から一切の不幸と悲惨を無くしたいのです。
そしてこれを広宣流布というのです。

≪同級生≫   戸田先生、私の小学校の同級生の「山本伸一」さんを、お連れしました。   
山本さんは、私と同じ読書グループのメンバーで、文学書や哲学書をたくさん読んでいる人です。

≪戸田城聖≫  ほう、、 そんなに後ろの方でなくて、前に出てきて座りなさい。
山本君は、いくつになったね。??

≪山本伸一≫ 19歳です。

≪戸田城聖≫  そうか、もうすぐ二十歳(はたち)だね。
僕は二十歳の時に東京に出てきた。
北海道からはじめて東京に出てきて、まるっきり、おのぼりさん。
ずいぶん参ったもんだよ。はっはっはっはっは~。 
 山本君、なかなか元気なようだが、体はどうかね。

≪山本伸一≫  少し悪いんです、 ゴホッ ゴホッ   胸が少しやられているんです。

≪戸田城聖≫ 肺病か? 心配ないよ。
僕もひどかったんだ。
片肺は、まったく駄目だったんだが、いつか治ってしまっていた。
焼き鳥でも、「きりたんぽ」でもどんどん食べて、疲れた時はのんきに、寝てるんだね。
大丈夫だ!。
信心すれば、必ずなおるよ。


≪山本伸一≫  先生,教えていただきたいことがあるのですが、、、、

≪戸田城聖≫  何かね、 何でも 聞いてあげるよ。

≪山本伸一≫  先生、正しい人生とは、―― 
正しい人生とは、いったい、どういう人生をいうのでしょうか?
考えれば考えるほど、わからなくなるのです。

≪戸田城聖≫  さあ、これは、難問中の難問だな.
この質問に答えられる人は、いまの時代には誰もいないと思う。
しかし、僕には答えることができる。
なぜならば、僕は福運あって、日蓮大聖人の仏法を、いささかでも、身で読むことができたからです。
人間、生きるためには生死の問題を、どう解決したらいいか。
根本的な悩みです。
これが正しく解決されなければ真の正しい人生なんかあるはずありません。

いつまでも、十九.二十歳の娘でいたい、年は絶対にとりたくないと、いくら思ったって、あっという間に、ウメボシ おばあさんになってしまう。
私は、病気は絶対にごめんだといったって、生身の体だもの、どうしようもない。
それから最後に、必ず死ぬということ。--これは厳しい。

つきつめて考えてもわからないから、厭世的(えんせいてき)になるか、刹那的(せつなてき)になるか、
ただあきらめて人生を送るしかないのか、、
ところが、日蓮大聖人は、この人生の難問題、すなわち生命の本質を、ものの見事に解決してくださっているのです。
しかも、だれでも、どんな人でも、必ずそのような解決の境涯にいけるように、具体的に実践の仕方を、教えてくださっている。
これほどの大哲学が、いったいどこにありますか?

正しい人生とは何ぞや、と考えるのも良い。
しかし考える暇に、大聖人の哲学を実践してごらんなさい。
青年じゃありませんか。
必ずいつか、自然に自分が正しい人生を歩んでいることを、いやでも発見するでしょう。


≪山本伸一≫  もうひとつ、よろしいでしょうか。
本当の愛国者とは、どうゆう人でしょうか?

≪戸田城聖≫  それは簡単だ、吉田松陰も愛国者でしょう。
乃木大将も愛国者でしょう。
坂本竜馬だって、「野田そうり」、だって、もしかすれば愛国者かもしれません。
しかし本当の愛国者があるとすれば、この妙法を実践する、私たち創価学会員こそが真実の愛国者です。
その理由は、日蓮大聖人の仏法を実践する、私たち学会員こそが一人の人間を救いきり、真実の幸福な社会を築くことができるからです。
それだけの力が、大聖人の仏法、南無妙法蓮華経には、たしかにあるのです。


≪山本伸一≫  その南無妙法蓮華経とは、どうゆうことなんでしょうか?

≪戸田城聖≫  一言にしていえば、人間や草木にいたるまでの一切の宇宙の現象は、みな妙法蓮華経の活動なのです。
だから、あらゆる人間の運命・宿命さえも、転換しうる力をそなえているのです。
難しく言えば、法本尊即人本尊で、人法一箇のこの御本尊様こそ南無妙法蓮華経の実体といえるのです。
話せといえば、一晩中でも、いくらでも話してあげたいが、山本君も少し勉強して、任用試験に合格してからに、しようじゃないか。

≪山本伸一≫  先生ありがとうございました。
青年らしく勉強し、実践してごらんと、おっしゃったことを信じて、
先生のもとで、勉強させていただきます。
いま感謝の気持ちを詩にたくして、詠(よ)ませていただきたいと思います。
下手な、即興詩(そっきょうし)で、もうしわけないですが、、


旅びとよ
いずこより来(きた)り
いずこへ往(ゆ)かんとするか

月は沈みぬ
日いまだ昇らず
夜明けの前の混沌(カオス)に
光もとめて
われ進みゆく

心の暗雲をはらわんと
嵐に動かぬ大樹(たいじゅ)を求めて
われ地より湧(わ)き出(い)でんとするか


≪ナレーション≫
こうして山本伸一青年は、入信の決意をし、8月24日に入会したのであります。

本日は、小説「人間革命」第2巻・地湧 の章から、戸田先生と池田先生の、運命的な出会いの場面を、旭日地区の オール スター キャストでお送りいたしました。

以上で寸劇人間革命のコーナーを終わります。 




最後まで、読んでいただき本当にありがとうございます。

寸劇人間革命を、これからも、よろしくお願いします。

座談会寸劇の基本的なスタイルが、この寸劇です。

この寸劇人間革命の分量は、おおよそ、20文字×160行です。

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実際に座談会でこの寸劇をやってみようと、思われた方は、続きを、ご覧ください。

原稿印刷用に空白行のない テキストデータ。
寸劇のやり方のアドバイスなどを準備しました。


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学会歌「星落秋風五丈原」のお話

祁山悲秋の 風更けて 陣雲暗し 五丈原
零露の文は 繁くして 草枯れ馬は 肥ゆれども
蜀軍の旗 光無く 鼓角の音も 今しづか
丞相病 あつかりき

漢語が多く戸惑っている者が多かった。
何の歌だろう?と顔を見合わせている壮年もいる。
映画「レッド・クリフ」に出てくる孔明の歌だ――と、うなずく、現役青年部もいる。


寸劇の最後に「歌詞全部」「詩の意味」「小説人間革命 第7巻からの引用」などの資料があります。

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≪ナレーション≫ それでは、寸劇人間革命のコーナーです。

本日は、草創期からの学会歌「星落秋風五丈原 ほしおつ しゅうふう ごじょうげん」のお話であります。



はじめに、青年部より、詩の意味の説明を、お願いします。

 この歌の舞台は、約千八百年前の中国です。
三国志の英雄、諸葛孔明(しょかつこうめい)の最期の心情を歌ったものであります。

「丞相病あつかりき」、と何回も出てきますが、丞相とは、今で言えば総理大臣で、皇帝を支える、最高の位(くらい)の名前で、孔明のことです。
つまり「丞相病あつかりき」とは、「丞相の位についている、孔明の病は、きわめて重かったのであります」という意味になります。

一番の意味は、おおよそ
「祁山に吹く秋風は、病に倒れた孔明を、嘆き悲しむ様に、吹きあれている。

我が軍は、負け戦の最中で、その旗は、弱々しく、戦の合図である鼓(つつみ)の音も、角笛(つのぶえ)の音も、今は静まりかえっている。
丞相である孔明の病は、きわめて重かったのであります」と、なります。

2番の「大樹ひとたび倒れなば」の大樹とは、偉大な人物を意味し、ここでは孔明のことです。
つまり、孔明が病にたおれ、死んでしまったら、漢王室の行く末は、どうなってしまうのか。
という、意味です。
つまり、2番の意味は、おおよそ
「今は無き君王・劉備様の遺言は、夢にも忘れた事は無い。常に、全身全霊を投げ打って、活路を見出して来た。
しかし大樹すなわち孔明が、病にたおれたならば、漢王室の行く末は、一体どうなってしまうのであろうか」と、なります。 

3番4番5番は、あとで、自分で読んでください。

6番の「あらしは叫び露は泣き」とは、孔明が、志なかばで、死んでしまったことを意味します。
「諸葛亮」とは孔明のこと。
つまり、6番の意味は、おおよそ
「五丈原においては、孔明の死を悲しみ、全ての草木を涙の夜露で濡らし尽くす銀河の星は瞬き、孔明の想いを、余す処無く照らし尽くすあれから二千年あまり、その名・諸葛孔明は、燦然(さんぜん)と、歴史に、輝いているのであります」と、なります。

以上、解説が長くなりましたが、いよいよ寸劇の始まりであります。


私が戸田先生役です。よろしくお願いします。 

歌の得意な男子部、中道秋雄の役です。

山本伸一役です。よろしくお願いします。
当時は、男子部 第一部隊長という役職についたばかりです。

≪ナレーション≫ 時は昭和28年、西暦1953年1月5日。午後3時15分。
新年の 会食会 の真っ最中であります。
男子部の中道秋雄が、一人立って、耳なれぬ歌をよく通る声で歌いだしました。

歌の調べは、男性的な強さとともに、格調のある悲哀(ひあい)が込められて、響いたのであります。

≪中道秋雄≫(独唱一番)一番を歌います。
♪♪ 祁山悲秋の風更けて~~♪♪ 《または、CD再生》

≪ナレーション≫ いうまでもなく土井晩翠(どいばんすい)の「星落秋風五丈原」の詩で、三国志の英雄・諸葛孔明(しょかつこうめい)の晩年の苦衷(くちゅう)を歌った名作であります。

お話は前の日に、さかのぼります。
山本伸一は、「五丈原」の詩を、数名の男子部員の前で朗読したのです。

≪中道秋雄≫ 山本部隊長、メロディーを、僕、知ってます。♪丞相病あつかりき~♪という、いい曲ですよ。

≪ナレーション≫ 歌う中道について、一同は一緒になんども歌った。
山本伸一 部隊長は、詩の意味を、熱く皆に話したのであります。

≪山本伸一≫
 
彼は病んでいた。
病は重かった。
味方は負け戦だ。
病んでいる彼の胸に去来(きょらい)するものは、思わしくない戦況と、先王(せんおう)の深い信頼と、漢の国の命運であったと思う。
彼の病気を敵に知られてはならない。
戦乱に苦しむ民衆のことを想うのは辛(つら)かった。
そして二十数年前、先王に仕える以前の、あの平和な日々が懐かしく思い出されるのである。
彼は今、秋風(しゅうふう)吹く五丈原に病んで、胸ひとつに壮烈(そうれつ)な決意を抱(いだ)いていた。
そして、天地は悠久(ゆうきゅう)である。

 う~~ん。 ~~そうだ! 

これは、広宣流布に一人立ち向かう毅然(きぜん)たる戸田先生の心情に、どこか通(かよ)うところがあるのではないか。

この歌を、明日の、新年会で、戸田先生に是非お聞かせしようではないか。
中道君、君が歌うのだ。頼むよ。ところで君、よく知っていたね。

≪中道秋雄≫   そんな深い意味があるとは、ちっとも知らなかった。
ただ、なんとなく好きな歌だったのです。
戸田会長先生の前で歌うのですね。
はい。是非、歌わせてください。

≪ナレーション≫ こうして、中道秋雄がこの「五丈原」を歌いだしたとき、
山本伸一は聴(き)き入る戸田の顔をじっと見つめていたのであります。

≪中道秋雄≫(独唱2番)2番を歌います。
♪♪ 夢寐に忘れぬ君王の~♪♪《または、CD再生2番》

≪ナレーション≫ 漢語が多く戸惑っている者が多かった。
何の歌だろう?と顔を見合わせている壮年もいる。
映画「レッド・クリフ」に出てくる孔明の歌だ――と、うなずく、現役青年部もいる。

ところが、戸田城聖だけは「今落葉(らくよう)の雨の音 大樹(たいじゅ)ひとたび倒れなば、、」の段になると、みるみるこわばった表情は、くずれて、ゆがんできた。
そして、涙を、浮かべたように、思われたのであります。

戸田は、じっと聴いていた。耳を澄(す)まして聴いていた。
今まで多く歌われた歌の中で、これほど激しく、彼の胸を打ったものは、なかったのです。
やがて皆は、戸田のただならぬようすに、気づきはじめたのであります。
戸田はとうとうメガネをはずした。
そして白いハンカチを、眼にあてたのであります。

≪中道秋雄≫(独唱6番)6番を歌います。
♪♪ 嗚呼五丈原秋の夜半 あらしは叫び露は泣き♪♪《または、CD再生6番》
IMG_3529_4.jpg
(演技指導、ここで100円の、ロイドメガネ(ヒゲはダメ)と、白いハンカチ使用)                                                            
≪戸田城聖≫  (メガネをはずし、ハンカチで涙をふきながら)
う~~~ん。いい歌だ。もう一度歌って聴かせてくれないか。

≪ナレーション≫ このとき、山本伸一もすっくと立ちあがった。
そして二人で歌い始めたのであります。
二人の声は、朗々と響き渡ったのであります。

≪戸田城聖≫   いい歌だ。もう一度歌って聴かせてくれないか。

≪ナレーション≫ 戸田城聖は涙を浮かべ、時に一すじ、二すじ、流れる涙を押さえようともしなかった。
そして、歌が終わると、また「もう一度」、そして再び「もう一度」といって、前後6度も繰りかえさせたのであります。

≪戸田城聖≫   君たち、この歌の本当の精神がわかるか。
僕には、天に叫び、地に悲しむ、孔明の痛烈(つうれつ)な声が聞こえてきてならないのだ。
それは、民衆を救わんとする、まことの使命を自覚したものの、責務と辛(つら)さです。
孔明は、あすをも知れぬ命となっている。味方の軍勢は、負け戦(いくさ)の最中だ。
しかし、このままで今、死ななくてはならない。黙然(もくねん)として、頭(こうべ)を独り垂れるとき、諸君ならどうするか。

この時の孔明の一念が、今日(こんにち)も歴史に生きつづけているのです。
私が今、不覚にも涙を流したのは、この鋭い一念が、私に感応(かんのう)をよびおこしたからなのです。

大樹がひとたび倒れたら、いったいどうなる。私がひとたび倒れたら、広宣流布はどうなるか。
私は今、倒れるわけにはいかないのだ。死にたくても死ねないのだ。

最後の一節にいたって、諸葛孔明はついに死ぬのだが、悲しいことに使命の挫折(ざせつ)を歌っている。
孔明には、挫折も許されるかもしれないが、私には、挫折はゆるされぬ。

広宣流布の大業(だいぎょう)が挫折したら、人類の未来は真っ暗闇(くらやみ)だからです。
どんなに辛くとも、誰がなんと言おうと、今の私は、重い使命に一人、生きる以外、仕方がない。
誰も知らぬ、誰も、気もつかぬところで、私は体を張って、やるより仕方がないのだ。

この「五丈原」の歌が、私の心中を、きわめて近く表現してくれているから、泣けるのです。
みんな、少しはわかってくれたかね。(メガネをはずし、ハンカチで涙をふきながら)

地区部長さんも、すました顔をしてるが、実は、よくわかっていないんだよ。
はっはっはっはっは~~

いいメロディーの、歌じゃないか。
旭日地区の皆さん。
もう一度、みんなで歌おうではないか。

はい、音響係りさん、準備はいいかな。
はいスタート。

  ♪♪CDに合わせて全員で合唱♪♪ 拍手!!

≪ナレーション≫ *私たち弟子は、偉大なる広宣流布の大将軍の、心奥(しんおう)の大境涯を垣間(かいま)見る思いであったのであります。

この五丈原の歌は、その後、戸田先生の前で何度も何度も歌われ、そのたびに戸田先生が涙されたこと。そして戸田先生の葬儀の時にも歌われたことは、皆様ご存知のとおりであります。


本日は『小説「人間革命第7巻」飛翔(ひしょう)の章』から『学会歌「五丈原」のお話』を、旭日地区の オール スター キャスト、さらに、旭日地区芸術部の特別出演でお送りいたしました。

以上で寸劇人間革命のコーナーを終わります。



最後まで読んでいただきありがとうございます。


* 随筆人間世紀の光 「中国京劇院 三国志」 より引用


続きには、解説、語句の意味、小説人間革命からの引用、原詩からの全文の引用などがあります。

長々と続く引用の最後に、原稿印刷用の空白行の少ないテキストデータを準備しましたので、是非ご活用ください。


この寸劇人間革命の分量は、青年部の詩の意味の説明(3,4,5番を除く)も含めて、おおよそ、20文字×230行です。

YOUTUBEにこの歌があります。
SGIメンバーの歌。必見です。
ここをクリック 
2006年10月12日、第64回本部幹部会、第31回SGI総会、東京牧口記念会館。池田SGI会長が、SGI秋季研修会で来日した65カ国・地域の代表260人らと出席。ハービー・ハンコック氏、ウェイン・ショーター氏らアメリカSGI芸術部を中心とした「平和のための国際芸術家委員会」(ICAP)が祝賀演奏。

この五丈原の歌が登場する寸劇を、懲りずにまた作りました。
その寸劇人間革命を読んでみたい方は、ここをクリック してください

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『3月16日』のお話 ロングバージョン

未来は君たちに任せる。頼むぞ広宣流布を!! 創価学会は、宗教界の王者であります。
何も恐れるものなどない。諸君は、その後継者であるとの自覚を忘れることなく、広布の誉れの法戦に、花の若武者として勇敢に戦い進んでもらいたい。

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豚汁のお話、車駕のお話、式典のお話の3つのお話です。
分量は、おおよそ20文字×260行です。


≪ナレーション≫ それでは寸劇人間革命のコーナーです。

時は昭和33年、西暦1958年の3月、一日7000人一ヶ月で20万人の大講堂落慶総登山の、まっ最中であります。
そこに、時の首相、峰直介(みねなおすけ)から、3月16日の日曜日に総本山に参詣したいとの、連絡が入ったのであります。
そうです。今日は、「広宣流布記念の日」3月16日の、お話であります。

戸田先生役ということですので、よろしくお願いします。
山本伸一の役です。当時は、参謀室長という役職だったそうです。

≪戸田城聖≫ よい機会だ。この日に、青年部を登山させようじゃないか。
そして将来のために広宣流布の模擬試験、予行演習となる 式典をしようじゃないか。
伸一、僕はこの3月16日の式典を、広布の後継と責任を、君たちに託す儀式にしようと思っているのだよ。
この式典の全責任は君がもつのだ。思い通りに、力いっぱいやりたまえ。

≪山本伸一≫ はい、見事な後継の、誓いの集いに、いたします。

≪ナレーション≫ こうして、山本伸一を中心に、式典の準備は、直ちに進められていきました。
「3月16日に、急遽、青年部の登山がある。」
この連絡は、またたくまに、組織の隅々までいきわたったのであります。

≪ナレーション≫  そして師匠の戸田は、愛する弟子たち のために、すでに一つのアイデアを計画していたのであります。

≪蒲田支部≫ 私は蒲田支部の支部幹事です。
先生に、ご挨拶に来ました。
戸田先生、昨日の大講堂落慶法要まことに、おめでとうございます

≪戸田城聖≫ おう、よく来た。
待っていたのだ。
じつは、君に頼みたいことがあったのだよ。
じつは峰首相が、総本山に来ることになっている。
その時は、青年部を登山させ、総理を迎えようと思っているんだが、朝早くから、寒い中、青年たちが、腹をすかせて、やって来るに違いない。

そこでだ、この青年たちに何か温かいものを食べさせてやりたい。
いろいろ考えてみたが、豚汁が、一番いいのではないかと思う。
湯気のたつ豚汁は体も温まるし、栄養にもなるからな。
一つ君が中心になって、この豚汁づくりをやってもらいたいのだ。できるだろうかね、、、、

≪蒲田支部≫ は?。はい、かしこまりました。やらせていただきます。
そうしますと、人数はいかほどになりますでしょうか。

≪戸田城聖≫ 5-6000人だろうな。

≪蒲田支部≫ ろ、ろ、ろ、6000人分の豚汁!!、
んんーー、、一人一合としても、、、、んんーー、、6石(こく)ですな、、役員も50人くらいは、、、

≪戸田城聖≫ いや、こうした作業は、少数精鋭でやった方がはかどるだろう。
10人もいれば十分だ。
豚は2、3頭もあればいいだろう。
それで足りなければ、食べられるものなら何でもかんでも、入れればいいじゃないか、、は-は-は-は-は-
腹が減っては戦はできん。
いかなる戦いでも、これが鉄則だよ。

≪蒲田支部≫ はい、かしこまりました。
役員は蒲田支部から十人。
えーと、あーでもない。こーでもない。
かまどはドラム缶にディーゼルバーナーを取り付けたやつを四基。
大がま四つ、小ビャクシ30、大ビャクシ2本、大しゃもじが1つ。
あーでもない。こーでもない。
豚が3頭、にんじん10貫、ごぼう15貫、長ネギ15貫、ジャガイモ60貫、、野菜100貫、、、味噌は四斗だる一つ、、、

≪戸田城聖≫ 参加者には、「はし」と「わん」を持ってくるように徹底するのだ。
ただし、弁当は各自が持参するんだよ。
そこまで面倒はみれんからな。は-は-は-は-は-は-


≪ナレーション≫ 一方、弟子の山本伸一は、師匠のために、ひとり、心を痛めていたのであります。
それは戸田の体の衰弱でありました。

≪山本伸一≫ 戸田先生の気迫は、決して変わることはない。
しかし歩行は、日を追って困難になってきている。
なんとしても、師匠の体の負担を少しでも、減らしたいものだ。
澤田君、輸送班の責任者で大変だと思うが一つ、頼みがあるんだ。

≪澤田≫    山本参謀室長、なんでしょうか。

≪山本伸一≫ 16日の式典の時に、車駕(しゃが)を用意して、そこに戸田先生に乗っていただいて、青年たちで、担ごうと思っているんだ。

≪澤田≫ わかりました。
それでは、どのようなものを、作ればよろしいのでしょうか。

≪山本伸一≫ 戸田先生のお体の具合がとても、心配だ。
ともかく、戸田先生がお疲れにならないように、して欲しい。
一切は、澤田君に任せるから、よくよく、工夫して欲しい。 
 (二人の会話ここまで)

≪澤田≫ これは、、真剣に、考えねば、、。
どうすればいいだろう、あーでもない、、こーでもない。

そうだ車駕に、ひじかけいすをのせよう。
こうすれば戸田先生がゆったりとすわって、足を伸ばす事もできるぞ。
材料はヒノキだ。手すりを回せば、いいものができそうだ。
あーでもない  こーでもない   
図面、図面、、よし、よし、鉛筆なめなめ、よしこれでいこう


≪澤田≫ 参謀室長、車駕ができました。
今、理境坊(りきょうぼう)の中庭に運びました。

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≪山本伸一≫ ありがとう。がっしりして立派にできたね。
これなら、戸田先生のお体に、負担をかけなくてすむ。 澤田君、制作費は、、、、

≪澤田≫ それが、じつは、四万円もかかって、しまいました。

≪山本伸一≫ それは、心配しなくていい。私が払う。

≪ナレーション≫ 伸一は財布をはたいて、自分ひとりで全額を支払ったのであります。
(当時は高卒初任給で1万円)
それから、伸一は、理境坊の2階に行って、戸田に、報告した。

≪山本伸一≫ 明日の式典で、先生にお乗りいただこうと、車駕を作りました。
御覧いただければと思います。

≪戸田城聖≫ おう、、ん、、、、、、大きすぎる。
これでは戦闘の役にはたたぬ!

≪側近幹部≫ ほんとうに大きいですね。
これじゃあ、まるで角館の、祭りの山車(だし)ですね。(笑い)

≪澤田≫ しまったーーー、どうしようーー、あの形も大きさも、私が考えたものだ。
責任は私にあるのに、参謀室長ー(泣く)

≪山本伸一≫ 大丈夫だよ、澤田君。 
戸田先生は、かならず乗ってくださる。
弟子が真心をこめてつくったのだもの。
戸田先生は、こうした一つひとつの事柄を通して、私たちを真剣に訓練して下さっているんだよ。
ありがたいことじゃないか。
今のお叱りの言葉も、先生の御慈愛なんだ。
その先生が私たちの真心に、お応えくださらないわけがないじゃないか。
なにも、心配はいらないよ。


≪ナレーション≫  16日 午前3時過ぎから、青年たちを乗せた、バスが次々と到着した。
彼らを、待っていたのは、あの豚汁でありました。
その時初めて「はし」と「わん」を持ってくるようにと、徹底された、理由が、わかったのであります。
ことに、それが、戸田先生の心尽くしのご馳走であると知ると、師匠の真心に熱いものが、込み上げるのを、覚えたのであります。 


≪ナレーション≫  しかし、すべての準備が整った、午前10時ころ、突然、峰首相が参列できないとの連絡が、本山内を駆け巡ったのであります。

≪戸田城聖≫ 首相は参列しなくとも、予定どうり堂々たる、式典を開催し、盛大に代理で来る家族を歓迎しようじゃないか。
この式典を広宣流布を記念する模擬的な儀式とすることには、いささかも変わりはない。
私は、今日参加した青年を、この戸田の後継者と思い、広宣流布のいっさいを託す式典にするつもりでいる。
首相がこないのだから、私が全力で、皆を激励したい。

≪ナレーション≫ 正午になった。戸田城聖は、山本伸一に手を取られて、理境坊(りきょうぼう)の玄関に降り立った。
そこには、周囲を白い布で巻いた、車駕が、置かれていたのであります。

≪戸田城聖≫ 大きすぎて、実戦には向かぬ。戦いにならんぞ!!

≪山本伸一≫ 先生、よくわかりました。申し訳ございません。
しかし、この車駕は弟子が真心で作ったものです。どうかお乗りください。


≪ナレーション≫ 自らの命の燃え尽きんとするまで、戦いの極意と闘将の気迫を身をもって教え伝えようとする師匠の厳愛。
その師匠の体を気遣い、いたわろうとする、弟子の真心、、
---- それは、師匠と弟子の、熱い生命のドラマでありました。
戸田は、伸一を見てにっこり、うなずくと、弟子たちに体をあずけ、車駕の中央に固定されたひじかけ椅子に座った。
車駕は静かに、ゆっくりと参道を進みはじめました。
車駕には山本伸一がぴったりと、付き添ったのであります。

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 戸田先生だ!  戸田先生だ!   
青年たちの歓声が、潮騒のように広がっていった。
戸田は 青年たちに、心の中で静かに語りかけたのであります。


≪戸田城聖≫ みんな  みんな、よくやって来たな。 
私は君たちに会えて幸せだ。よく 育った。 
ほんとうによく育ってくれた。
君たちとこうして会えるのも、これが最後だろう。
私がいなくなったあとは、君たちがやるのだ。
広宣流布を頼むぞ!


≪ナレーション≫ 12時40分  式典は開会となった。
司会は、山本伸一であります。

≪戸田城聖≫ 個人も、国家も、幸せと繁栄を得るには正法を根幹とする以外にない。
ゆえにわれわれには広宣流布を断じてなさねばならぬ使命がある。
それを今日 私は君たち青年に託しておきたい。
未来は君たちに任せる。
頼むぞ広宣流布を!! 
創価学会は、宗教界の王者であります。
何も恐れるものなどない。
諸君は、その後継者であるとの自覚を忘れることなく、広布の誉れの法戦に、花の若武者として勇敢に戦い進んでもらいたい。


≪ナレーション≫ この「創価学会は、宗教界の王者であります」との宣言は、戸田先生の勝利宣言であったのであります。
戸田は青年たちを見つめながら心のなかで叫びました。

≪戸田城聖≫ ---牧口先生,広宣流布の万代の基盤を作り上げ,あとは,我が愛弟子に託しました。
妙法広布の松明が,東洋へ,世界へと、燃え広がる日も、もはや、遠くは、ございません。

≪山本伸一≫ ----  先生、青年の陣列がみごと、そろいました。
広宣流布は必ず、われら弟子の手でいたします!どうかご安心ください。

≪ナレーション≫ このお話は、戸田先生の逝去の、4月2日の、直前の出来事であり、そしてこの3月16日が、のちに、「広宣流布記念の日」となり、広宣流布を永遠不滅ならしめる、弟子たちの新たな誓いの日となった事は、皆様ご存知のとおりです。

本日は、小説「人間革命・第12巻」「後継」の章、から「3月16日」を 旭日地区のオール スター キャストでお送りいたしました。 
3.16 5.3 7.3 と創価のリズムを刻んで参りました。
11.18を目指し全てに勝利していこうではありませんか。

(3.16 5.3 7.3 と創価のリズムを刻んで全てに勝利していこうではありませんか。)

以上で、寸劇のコーナーを、終わります。



長いブログを最後まで読んでいただきありがとうございます。

豚汁のお話、車駕のお話、式典のお話の3つのお話です。





稚拙な表現は、私が勝手に作ったものです。

『あーでもない、こーでもない、、、鉛筆なめなめ、、』


原作を是非、読み直していただければと思います。

今後ともよろしくお願いします。

この寸劇人間革命の分量は、おおよそ20文字×260行です。





原稿の印刷用に空白行の少ないテキストデータを準備しました。
是非ご活用ください。
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トインビー対談

アーノルド・トインビー博士との歴史的な対談の、お話です。

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≪ナレーション≫  それでは寸劇人間革命のコーナーです。

時は、昭和47年西暦1972年5月5日、午前10時30分、イギリスはロンドン郊外であります。
20世紀を代表する大歴史学者であるアーノルド・トインビー博士との歴史的な対談がまさに始まろうとしています。

時にトインビー博士は83歳。山本伸一会長は44歳でありました。

対談は5月9日まで4日間、さらに翌年の5月15日から19日までの延べ10日間、合わせて40時間にも及びました。

今回は、その対談をほんの数分にまとめようという、無謀(むぼう)な試みであります。
途中で、お聞きぐるしい英語の発音が、飛び出しますが、そこは何とかよろしくお願いします。

山本伸一 役です、よろしくお願いします。

トインビー博士役です、よろしくお願いします

二人の通訳をやります、ドクター川崎です。よろしくお願いします。

≪山本伸一≫ 私は、博士と対話できますことを、仏法の探求者として、また未来を生きる青年の一代表(いちだいひょう)として心から、嬉しく思います

≪トインビー博士≫ 私もまた、来るべき未来の世紀を考えています。未来はどうなるのか?。

私はもちろん、あなたさえも、この世から去り、さらに長い時を経た時代に、世の中はどうなっているのか?。
このことに、私は大きな関心を寄せています。

≪山本伸一≫ 私は「生命の尊厳とは何か。」「人間とは何か」といった根源的なものを、常に探求してきました。
対談でも、この点を深く掘り下げていければ、と思います。

≪トインビー博士≫ (うなずきながら) イエス、イエス、イエス。

長い間、この機会を待っていました。
やりましょう。21世紀のために語り継ぎましょう!!

≪山本伸一≫ それでは「人間とはいかなる存在か」「またどうあらねばならないか」という問題を考えてみたいと思います。

それではドクター川崎君の出番だ、しっかり通訳を頼むよ。

≪ドクター川崎≫ はいわかりまし。エー、ペラペラ。ペラペラ。ぺらぺーら

≪トインビー博士≫ オー。べりーインタレスティング、、、、ペラペラ。ペラペラ。ペらペーら

≪ドクター川崎≫  えー、人間は動物であると同時に、あのー 自意識を持つ精神的な存在で、あのー つまり 尊厳性が、維持が、あのー んとー そのー(ハンカチで汗をふく)

≪山本伸一≫ どうしたんだい、わからないのかい。
≪ドクター川崎≫ はい、実は、博士の英語は、難しすぎて、わからないところがあるんです。

≪山本伸一≫ うまく訳せなかったらしかたがないから、あとで録音テープを聴いて、みんなで正確な日本語に翻訳しなさい。それを見たうえで、私が答えるから、大丈夫だよ。

では、博士にお詫(わ)びして、英語の力不足のため、難解なところは、明日まとめて質問や回答を伝えることを、話しなさい。正直に言うことが必要だよ。

≪ドクター川崎≫ それなら安心です。トインビー博士、じつは、ペラペラ。ぺらぺーら

≪トインビー博士≫ オー、イエス、イエス、それでは、これからは、日本語で話しましょう。

≪山本伸一≫ それでは、人間の幸福感について考えてみたいと思います。仏法には「十界論」という生命観があります。

この「十界論」は生命を、その幸福感の状態ないし、姿勢について十の種類に分けるものです。

苦しみの、大きい方から並べると、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天、声聞、縁覚、菩薩、仏です。

≪ナレーション≫ 山本伸一会長は、地獄界から仏界まで、丁寧(ていねい)に説明していった。

そしてさらに、方便品にとかれた「十如是」は、生命の運動法則であることを語り、如是相から本末究境等 まで、ひとつひとつを、詳しく説明しました。

博士は、感動した。

≪トインビー博士≫ オー、ワンダフル。

仏法では、極めて素晴らしい心理分析をしていますね。その精密さは、これまで西洋でなされてきた、いかなる心理分析にも勝るものです。

私があなたの説明を、正しく受け止めているとすれば、その(ゆっくり発音)ジュー ニョーゼー という、考え方は、「挑戦と応戦」という私自身の学説に、よく似ていると思います。

≪山本伸一≫ 博士の言われる「挑戦と応戦」の考え方は、仏法の説く「生命の因果の法則」の異なった表現であると思います。

生命の法則が、何であるか。

これを明確に知れば、人生をいかに生きるべきか、活動すべきか、明らかに判断できるのでは、ないでしょうか。

仏法は、生命の法を根本にした宗教です。

宇宙と生命に内在する、根本の法に、合致(がっち)していくことが、仏教なのです。

≪トインビー博士≫ 仏法についての、お話、よく意味がわかります。

それは、私の学説で言う「高等宗教」について考えさせられます。

私が「高等宗教」と言うときには、一人一人を「究極の精神的実在」に直接触れ合わせる宗教のことです。

仏法に説かれる普遍的な生命の法則の方が、キリスト教の「一神教」(いっしんきょう)よりも、「究極の精神的実在」をより誤りなく、説明しきっていると思います。

≪ナレーション≫ こうして、熱のこもった対談が続けられ、ありとあらゆる人類の課題が、話しあわれたのであります

残念ながら、このままやっていると、朝になってしまうので、最後のところを再現しましょう。


≪山本伸一≫ 博士、最後に、私個人に、何か忠告があればお願いします。

≪トインビー博士≫ 私は、学問の世界の人間です。

しかしあなたは、極めて重要な組織の責任ある指導者であり、仏法の実践者として行動されている。

行動の人に対して、学者がアドバイスするなど、おこがましい ことです。

ミスター ヤマモトと、私とは、人類が、いかに生きるべきか、完全に、意見が一致した。
あとは、あなたが主張された中道こそ、今後あなたが、歩むべき道なのです。

人類の未来を、切り開くために戦ってください。

あなたの平和への献身を、やがて世界は、最大に評価するでしょう。
私は、母校の オックスフォード大学をはじめ、いくつかの大学から、名誉称号を、贈られています。

トインビー大学の 最優等生であるあなたは、必ず将来、私以上に、世界中の大学から名誉称号を贈られるでしょう。

≪ナレーション≫ こうして対談は終了しました。打ち合わせのために残った、ドクター川崎に、トインビー博士は一枚のメモを渡します。

そのメモには何人もの有名な、世界的な学識者の名前が書かれていたのであります。

≪トインビー博士≫ これは私の友人の名前です。

ミスター ヤマモトは、お忙しいでしょうが、可能ならば、お会いしていただきたいと思う人たちです。

ドクター カワサキ、重ねて次のように伝えてください。

あなたが、世界に、対話の旋風(せんぷう)を、巻き起こしていくことを、私は強く念願しています。と

≪ドクター川崎≫ はい。早速、山本会長に伝えます。
(向き直って)先生、トインビー博士からのメモと伝言です。

≪山本伸一≫ 自分は今45歳。それは、師である戸田城聖先生が牢獄を出て、焼け野原に一人立ち、広宣流布を誓った年である。

よしやろう!!人類の平和のために、世界に対話の旋風を巻き起こそう!!仏法の人間主義の哲学をもって、世界を、結ばなければならない。

≪ナレーション≫ このトインビー博士との対談集は、日本語、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、スワヒリ語、トルコ語、など26もの言葉で、出版されています。

また、世界中の学者、有識者との対談は、1600回も数え、対談集として出版されたものも60冊を,超えています。

そしてトインビー博士の予言どうりに、池田先生が世界から受けた、学術、名誉称号の数が330を超えたことは、皆様ご存知のとうりです。(2012年6月、現在)

本日は、「小説 新・人間革命 第16巻」「対話」の章から「トインビー博士との対話」を、旭日地区の オール スター キャスト で、お送りいたしました。

以上で寸劇人間革命のコーナーを終わります。


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最後まで、辛抱して読んでいただきありがとうございます。

この対談を数分にまとめるのは、まさに無謀のきわみですが、内容をいくらかでも紹介できればと思って作ってみました。

ユーモアのつもりでの表現が、悪ふざけ・不謹慎と思われた方には、お詫び申し上げます。

今後とも、よろしくお願いします。

この寸劇人間革命の分量は、おおよそ、20文字×190行です。


原稿印刷用に空白行の少ないテキストデータを準備いたしました。
是非、ご利用ください。


A4用紙1枚に収まる、20文字×110行のものも準備しました。
是非、ご利用ください。


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「三本杉」のお話

この信心を、なんだと思っているんだ?
楽な暮らしが、したいのか。
世間に、ちやほや、されたいのか。
そんな形だけの幸福に憧れて信心したのか。
この大聖人の仏法の究極の目的は、永遠の生命を悟ることです。
生命というものが、永遠であるということを、わが身で体得するのです。
これを絶対的幸福という。
この幸福は、永遠につづくものであり、崩れることは決してない。
その確立のために信心してゆくのです。
目的観の低いことが、今のお前の不幸なのだよ。
お前の愚痴の心が、お前のすべてを、殺している!
日本一の女性になりなさい。必ずなれるのだよ。

女子部の皆さんへ、と思って作った寸劇人間革命です。P1010494_2.jpg


≪ナレーション≫ それでは寸劇のコーナーです。

本日は「三本杉」のお話です。
杉の木が三本で三本杉。
さて?これは、いったい何のお話でしょうか。
“花粉症”のお話では、ありません。

お話は、創価学会草創期、なんと昭和22年、西暦1947年まで、さかのぼります。
戦後、いちはやく創価学会の再建に馳(は)せ参じた「清原かつ」 さんのお話から、はじまります。

戸田先生の役を,おおせつかりました。よろしくお願いします。

≪清原かつ≫ 清原(きよはら)かつ です。
小学校の教員をしています。
牧口先生から、創価教育学を教えていただき、子供たちの人気者です。
けれども、一歩深く、自分の境涯を考えてみると、不幸であるように、思えてならないのです。

まず、妹と仲が悪いという悩みがあります。
そのうえ胸を病んでいます。
お見合いも、失敗してしまいました。

女性としての人生が、灰色にしか見えないのです。
それを戸田先生に訴えたいのです。
(向き直って)先生、私は入信して7年になりますが、少しも幸福(しあわせ)になれません。
このごろ、私ほど不幸な女はないと、思えて仕方がないのです。

≪戸田城聖≫ 愚痴(ぐち)だ!この信心を、なんだと思っているんだ?
楽な暮らしが、したいのか。
世間に、ちやほや、されたいのか。
そんな形だけの幸福に憧(あこが)れて信心したのか。
この大聖人の仏法の究極の目的は、永遠の生命を悟(さと)ることです。
生命というものが、永遠であるということを、わが身で体得するのです。

これを絶対的幸福という。
この幸福は、永遠につづくものであり、崩(くず)れることは決してない。
その確立のために信心してゆくのです。

目的観の低いことが、今のお前の不幸なのだよ。
お前の愚痴の心が、お前のすべてを、殺している!
日本一の女性になりなさい。必ずなれるのだよ。

≪ナレーション≫ 清原は泣きながら、にっこり笑った。
彼女は愚痴を、己(おのれ)の心から、たたき出そうと心に決めた。
彼女の心の中に逞(たくま)しい、輝くような生命(いのち)が、浮かんできた。

それは彼女にとって、信心の第2期、第2の人生の出発ともいうべきものであった。

≪清原かつ≫ よ~し!もう愚痴なんか、絶対いわないわ。
よ~し!お題目!お題目!折伏!折伏!

≪ナレーション≫ 彼女は心機一転し、同じ小学校の教員たちを、折伏し始めました。
その中に、入江千佐子(いりえちさこ)がいたのです。
清原は、入江を戸田のところに連れて行きました。
懇切丁寧(こんせつていねい)に話す、戸田の話を聞いて、入江は、素直に、すぐ入信したのであります。

≪入江千佐子≫ 入江千佐子です。
戸田先生の「生命論の、お話」に感動しました。
清原さん、私も信心します。がんばってみます。(拍手)

≪清原かつ≫  入江さん、入信おめでとう。一緒に勤行しましょう。
一緒にお題目を上げましょう。
明日は、座談会よ。あさっては、戸田先生の法華経講義に行きましょう。
戸田先生の法華経講義は、すごいのよ。

月曜日は協議会。来週は、地区部長会。
こんどの、本部幹部会の衛星中継には、友人と一緒に参加しましょう。

≪ナレーション≫ 清原は、自分の紹介による入江千佐子の入信を、新しい妹を得たように喜び、信心指導に熱中したのであります。
そんな清原と、入江の、楽しそうな姿を、うらやましそうに、見つめていた人がいたのです。
同じ小学校の教員、大島英子(おおしまえいこ)です。

早速、仏法対話を始めた入江は、一生懸命、大島を折伏したのであります。


≪大島英子≫   大島英子です。
私は4人兄弟の一番上なんです。
私たちの母は、早くに病気で亡くなりました。
父は、再婚しましたが、病気で亡くなり、私たちは、継母(ままはは)と一緒にくらしています。
生活も大変で、小さい兄弟たちは、継母にいじめられて、本当に辛(つら)い思いをしているんです。
私は、その間に入って、毎日毎日、人には話せない、嫌な思いを、してるんです。
そんな私でも幸福(しあわせ)、になれるのでしょうか。

≪入江千佐子≫ それが見事に解決するのよ。
あなただって幸福になる権利があるわ。
いっしょに信心しましょう。

≪大島英子≫   私も、信心します。
清原さんや、入江さんみたいに、明るくなってみたい。(拍手)


≪ナレーション≫ こうして 大島英子は、入信したのです。
ところが、入信して4日目、彼女の妹が、自殺をはかったのです。
幸い、未遂(みすい)に終わったが、家族の仲は、たいへんなところまで来ていたのです。
清原と入江は、すぐに大島を戸田のところに連れて行ったのであります。

≪戸田城聖≫  わかった。わかった。もう、泣かなくてもいいよ。

 私は、そのお母さんが悪いというのでもない。
あなたが悪いというのでもない。
これには、当然こうなる原因はあろう、だが、その原因を、いま追究してもはじまらない。
しかし、あなたには御本尊があるはずだ。
ひとたび御本尊を受持し実践するあなたは、仏です。
人を憎(にく)み、泣いてばかりいる仏などありません。
あなたは最早(もはや)、大聖人様の弟子です。
仏様の子供です。

日蓮大聖人は首の座にのぼられても、佐渡の雪の中で凍(こご)えても、「われ日本の柱とならん、眼目とならん、大船とならん」とおっしゃって、国のため、民衆のために、あれほど戦われた。

あなたも、少なくとも勇気ある信心で、一家の柱とならなくてはならない。
めそめそしているから柱が腐(くさ)ってしまうんだ。
一家の柱になっているか、いないか、その自覚と責任が、あなたにはない!

ふらふらしているから、苦悩が増してしまう。
今日から強く、自覚して立ちなさい。


≪大島英子≫  はい、わかりました … 
あの~、母とは、この際、どうしても別れたいのですが…

≪戸田城聖≫  方法の問題か。
方法も大切だが、もう一歩奥にあるものを考えなければいけない。
それは、方法を最大限生かしきってゆくものは、信心であるということです。
信心が強盛になって、強い自分に立ちかえり、女王のような気位(きぐらい)をもって、体当たりで戦うことだ。
やってごらん。
ただし、感情的になっては負けだよ。
あくまで冷静に処理しなさい。
あとは、自分たちの幸福のために、御本尊に願いきっていくことだ。
一人が、大事なのだよ。
その一人の信心によって、家族みんなが幸せになっていけるのだよ。

≪入江千佐子≫  しばらくして、継母が、勤め先の社長を連れてきて、話し合いがもたれたそうです。
逆上してわめき散らす継母と、おちついて冷静に話を進める大島英子さんを見て、社長は、おどろき、結局、継母が、社長のすすめる住宅に引っ越すことになり、この問題は、一気に解決したのです。

大島英子さんは、この体験をとおして、「世の中の一切の不合理は、この仏法によって解決できる」と強く、確信したのです。


≪ナレーション≫ 小柄な清原の行くところ、入江と長身の大島が必ず左右にいた。
法華経講義にも、座談会にも、折伏にも、そして衛星中継にも、三人は一体となって活動しはじめた。
仲間の連中は、元気はつらつとした、この三人を、彼女たちの活動の舞台が、杉並区であったことから、いつからとなく「杉並の三本杉」と呼ぶようになったのであります。

杉並の「三本杉」は、枝を伸ばし、葉をひろげ、幸福の花粉をどんどん飛ばしながら、女子部の黄金時代を、築いていったのであります。


≪入江千佐子≫ 昭和26年西暦1951年7月19日、女子部の結成式を、むかえました。

≪大島英子≫  初代女子部長に任命になりました、大島英子です。戸田会長先生のもと、女子部の名を辱(はずか)しめぬよう、全力で戦うことを誓うものであります。

≪戸田城聖≫  *創価学会の女子部は、一人のこらず幸福になるんですよ。
これまでの女性の歴史というものは、一口にいえば、宿命に泣く女性の歴史といってよかった。
皆さんは、若くして妙法を持った女性です。

もはや宿命に泣く必要はない。
そのためには、「純粋な、強い信心に生涯を生きる」という条件がなければ叶(かな)いません。
皆さんが、誰も彼も一人のこらず幸福になることを、戸田は念願しつつ、きょうの挨拶(あいさつ)とします。
おめでとう。


≪ナレーション≫ 小説人間革命に登場する「清原かつ」さんとは、本名 柏原ヤスさん。
参議院議員を4期務め、義務教育の教科書無料化を、実現。
まさに、戸田先生の指導のとおり、「日本一の女性」となったことは、皆さん御存知のとおりであります。


本日は 小説人間革命第三巻「群像ぐんぞう」の章より、草創期の女子部の大先輩である、杉並の「三本杉」のお話を、旭日地区女子部の オール スター キャスト でお送りいたしました。

時代考証に多少の誤りがあったことを、深くおわびするしだいであります。

 以上で寸劇のコーナーを終わります。



*小説「人間革命」第5巻 随喜 より引用




最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。
対話形式の、寸劇になりにくいテーマですが、挑戦してみました。
稚拙な表現が多くあり、恥ずかしいしだいです。

女子部出演用として、作ったつもりです。

これからもよろしくお願いします。

この寸劇人間革命の分量は、おおよそ、20文字×200行です。


原稿印刷用に 空白行の少ない テキストデータを準備しました。

是非 ご活用 ください。


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