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「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆のなかに死んでいく」

諸君は妙法を胸に抱きしめた文化部員であることを、いつ、いかなる所にあっても、忘れてはなりません。
民衆のなかに生き、民衆のために闘い、民衆のなかに死んでいってほしいと私は願う。

偉くなったからといって、大衆から遊離して、孤立したり、また組織の上にあぐらをかいたりするような政治家には、絶対に、なっていただきたくないのであります。
大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆のなかに入りきって、大衆のなかに死んでいっていただきたい。

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≪ナレーションA≫ それでは寸劇のコーナーです。
本日は「大衆とともに」と題しましてお送りいたします。

時は昭和30年西暦1955年2月。
学会本部2階の広間であります。

全国から選ばれた、文化部員の任命式が行われたのであります。

戸田城聖は、まだ海のものとも、山のものともわからない文化部員を前にして、その出立(しゅったつ)を激励したのであります。

≪戸田城聖≫ いよいよ時が来たのです。
諸君は妙法を胸に抱きしめた文化部員であることを、いつ、いかなる所にあっても、忘れてはなりません。
民衆のなかに生き、民衆のために闘(たたか)い、民衆のなかに死んでいってほしいと私は願う。

名聞名利(みょうもんみょうり)を捨て去った真の政治家の出現を、現代の人類社会は渇望(かつぼう)しているのだ。
諸君こそ、やがて、この要望に応えうる人材だと、私は諸君を信頼している。
立派に闘いなさい。
私はどんなにしても応援しよう。
今後どうなろうとも、わが学会の文化部員として、生涯、誇らかに生きぬいていきなさい。
ともかく、われわれの期待を断じて裏切るな!

≪ナレーションA≫そして、思わぬ厳しい指導がなされたのです。

≪戸田城聖≫ ここに集った、54名の文化部員は、皆、私の、愛弟子(まなでし)である。
私は、『獅子が我が子を千尋(せんじん)の谷に突き落とす』がごとき思いで、諸君を政治の世界に送り出すのである。
しかし、だれ一人として、這(は)い上がってくることはできぬであろう。

≪ナレーションA≫戸田は、滂沱(ぼうだ)とながれる涙を、ぬぐおうともしなかったのであります。

新しい分野に巣立つ54名の新部員は、緊張した面持ちで戸田の言葉を聞いていた。
それは激励とも思われたが、また新しい門出への惜別(せきべつ)の言葉とも響いた。
征(ゆ)き、断じて還ることを、拳(こぶし)を握りしめて心に誓ったのであります。

≪ナレーションB≫ それでは、ここでドラマを一つ紹介しましょう。

時は、昭和38年1963年6月28日の東京都議会の本会儀・一般質問の真っ最中であります。

≪公明議員・澤田良一≫大量の“し尿”が、消毒もされぬまま、隅田川に不法投棄されているという事実を、ご存知ですか!

≪某議員≫はっはっはっ、そんなバカなことがあるはずがないでしょ

≪澤田良一≫この写真を見てください。
この写真では、雪のようなものが帯状に川面(かわも)に広がっているのがわかります。
この白いのは、全部、不法投棄された“し尿”から発生したウジです。
これでは、都民は、まるで肥溜(こえだ)めのなかにすんでいるのも同然です。
私は、その実態を、その現場を、この目で見てきたのです。!

≪某議員≫アワワ、これは、これは、アワワ、

≪澤田良一≫周辺の住民の被害は、甚大です。想像を超える、大変な悪臭です。

私たちの調査によれば、一回に不法投棄されてきた“し尿”は小型バキュームカーにして4-50台分であり、それが少なくとも、週に2,3回は行われているのです。

≪ナレーションB≫ 議場は、騒然となりました。都知事も、清掃局長も全くの初耳です。
さっそく、実態調査がおこなわれることになりました。

清掃委員会所属の議員一行は、都の清掃局のタンクを調査したあと、いよいよ“し尿運搬船”に乗り込んだのであります。

≪某議員≫ ウ!これは、ひどい。とても運搬船には乗れません。ここから見てます。

≪ナレーションB≫ 夏の太陽がジリジリと照りつけ、耐え難い悪臭が広がっていたのであります。

≪し尿運搬船の業者≫ フン、不法投棄してるなんて、とんでもない言いがかりだ。
           そんなことは、絶対にやってませんよ。

≪澤田良一≫ この船の底に、“し尿”を放流するための開閉口はありませんか

≪し尿運搬船の業者≫ フン、ありませんね

≪澤田良一≫ あそこにあるのはなんだ!あれは開閉口のフタではないのか!

≪し尿運搬船の業者≫ 今は使ってませんよ。二年も前に釘を打って、フタしてますよ。

≪澤田良一≫ よし、ハシゴを掛けてくれ!
       この糞尿槽のなかを調査する。

≪し尿運搬船の業者≫ “し尿”は、規則どうりに、大島沖で、ポンプを使って捨てているので、開閉口は使っていませんよ。
中に入るなんて、そんなことやめてください。

≪ナレーションB≫ 公明会の議員は、ハシゴを下り、糞尿槽(ふんにょうそう)のなかに入っていった。
なかには、強烈な臭気が充満していたのであります。
しかし彼らは、鋭く業者の隠蔽工作(いんぺいこうさく)を見抜いていった。
開閉口のフタを閉ざすために打たれている釘が、まだ新しく、光っていることを見逃さなかったのであります。

≪澤田良一≫釘がまだ光っている。
二年も前に打った釘ならば、錆(さ)びついているはずだ。
この釘は、科学検査のために持って帰ります。

≪し尿運搬船の業者≫ いやだめだ。それはだめだ。

≪澤田良一≫なぜですか!

≪し尿運搬船の業者≫ なぜって…。あの…。ここには、釘抜きがないから、抜けないよ、、、

≪ナレーションB≫ それから間もない、ある日のことである。
深夜、議員の家に、脅迫電話がかかってきたのです。
「この件には、これ以上かかわるな!深入りするなら消すぞ!」
そして再び念を押すように、強い語調で「消すぞ!」と繰り返して電話は切れたのです。
だが公明会の議員は、いささかもひるまなかったのであります。

「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆のなかに死んでいく」
--それが公明政治連盟の議員たちの、偉大なる精神であったからだ。

この精神を訴えたのは、山本伸一であった。

≪ナレーションA≫ 昭和37年西暦1962年9月13日公明政治連盟の第1回全国大会に出席した山本伸一は、大衆の真実の友たるべき、公明政治連盟の政治家の在り方を、次のように語ったのであります。

≪山本伸一≫最後の最後まで、生涯、政治家として、そして指導者として、大衆に直結していってもらいたい。

偉(えら)くなったからといって、大衆から遊離(ゆうり)して、孤立(こりつ)したり、また組織の上にあぐらをかいたりするような政治家には、絶対に、なっていただきたくないのであります。

大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆のなかに入りきって、大衆のなかに死んでいっていただきたい。
どうか、公政連(こうせいれん)の同志の皆さん方だけは、全民衆のための、大衆のなかの政治家として、一生を貫き通していただきたいと、切望するものであります。

≪ナレーションA≫そしてこの「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆のなかに死んでいく」との言葉が、公明党の偉大なる立党精神となっていることは、皆様ご存知のとおりであります。

本日は、小説人間革命第9巻「展開」の章、さらに、小説新人間革命第9巻「衆望」の章などから、「大衆とともに」と題しまして、公明党の立党精神のお話を、旭日地区の オールスターキャストでお送りいたしました。

なお、来月は、薫(かお)り高き「寸劇」を準備しておりますので、どうかよろしくお願いいたします。

以上で寸劇のコーナーを終わります。




最後まで読んでいただきありがとうございます。

この寸劇人間革命の分量は、おおよそ20文字×170行です。

この寸劇を実際に座談会でやってみようと、思われた方は、「続きを読む」をご覧ください。
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テーマ: 二次創作 | ジャンル: 小説・文学

入会一年の山本伸一青年

百年河清を俟つか。君も匙(さじ)を投げたいのかね。
戸田は断じて匙を投げません。
君たち、考えてみたまえ。こんどのような社会悪というものは、最近はじまったことではないのだ。
社会が悪い、政治が悪いと、なげくだけなら、誰にでもできることだ。
社会にしろ政治にしろ、それを動かすのは人間だ。根本の人間それ自体が革命されないかぎり、どんな有効にみえる対策も、皮相的な空念仏に終わるのは当然ではないだろうか。

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≪ナレーション≫ それでは寸劇のコーナーです。
本日は、「入会一年の山本伸一青年」と題しましてお送りいたします。
時は、終戦から3年目の昭和23年1948年9月。法華経講義が終わって、質問会の真っ最中であります。

≪青年部≫ 先生、一切の悪の根源というものは、邪宗教にある、との根本定理を教わりましたが、今、世間では “ワイロ”をもらった大蔵大臣が逮捕されて、大騒ぎです。

このような、悪の根を早く切るには、どうしたらいいでしょうか。

≪ナレーション≫ 話題になっているのは、贈収賄(ぞうしゅうわい)で多数の官僚・政治家などが逮捕された昭和電工事件です。
当時の芦田内閣は総辞職に追い込まれ、やがて芦田首相・本人も逮捕されるのです。
当時は、役人・政治家の腐敗(ふはい)がひどく、そのほかにも数多くの社会問題があったのです。

彼らは、戦後の日本の復興を忘れたばかりか、むしろ占領下のドサクサにまぎれて、「再建」の美名を利用して、自分の金儲(かねもう)けに走っていたのです。

国民は憤慨(ふんがい)したものの、途方にくれるしかなかった。

地位もなく、権力も持たない国民は、腐敗政治の泥沼のなかで、あえぎながら、生きなければ、ならなかった、のであります。

≪戸田城聖≫ おもしろい質問です。今夜は、みんなでこの問題を考えてみよう。君たち、どうしたらいいとおもうかね。

≪青年部≫それだからこそ、広宣流布の必要なことはよくわかりますが、こうした社会悪が、ますます平然と横行しているのを黙って見てはおれないのです。
いま私たちは、この世の悪を根絶するために戦っておりますが、どうも百年河清(かせい)を俟(ま)つに等しいように思えてならないのです

≪戸田城聖≫ 百年河清を俟つか。
君も匙(さじ)を投げたいのかね。
戸田は断じて匙を投げません。

君たち、考えてみたまえ。こんどのような社会悪というものは、最近はじまったことではないのだ。

社会が悪い、政治が悪いと、なげくだけなら、誰にでもできることだ。
社会にしろ政治にしろ、それを動かすのは人間だ。根本の人間それ自体が革命されないかぎり、どんな有効にみえる対策も、皮相的な空念仏に終わるのは当然ではないだろうか。
政治改革や社会改革は信じても人間一人が宿命を転換しみずからの人間革命をなしうるという、大聖人の生命哲学は絶対に信じようとしない。

これこそ現代の最大の悪の根源といえるだろう。
これを見きわめたわれわれの活動は、このような悪の根源を絶滅する戦いになっているのです。
いま世間はこのことにちっとも気づかないが、やがて、アッと驚く時が必ず来る。
もちろん容易な戦いではなかろう。
しかし、これこそが確実無比な戦いだということを、断言しておこう。

≪青年部≫ それはよくわかるんです。しかし先生、今度のような事件の数々を、目の前にすると、私にはどうも、手ぬるいとしか思えなくなりました。

≪戸田城聖≫ わかった。君の心情は、憎むべき悪徳政治家どもを、片っ端からバッサリ片付けたら、さぞかし世の中はさばさばとして住みよくなるだろう、というのだろう。

≪青年部≫ ええ、まあ、その、、、

≪戸田城聖≫ 思いつめたものだな。
君の正義感は尊いが、すでに過去の歴史に君と同じ考えをもった先輩がいたのだ。それが無政府主義者のテロリストたちだ。

≪青年部≫ では、先生、具体的にはどうすればいいのですか。

≪戸田城聖≫ 君たちは、もうすでに、このような社会悪に対して如何にすべきか、ちゃんと知っているのだよ。そうじゃないか。

君たちの家族に、一人の手のつけられない不良息子がいたとする。
その場合君たちならどうする。

≪青年部≫ もちろん折伏して、なんとしても信心させ、御本尊の力によって、更正させます。それ以外、どんな方法でもダメです。自分の経験から断言できます。

≪戸田城聖≫ そうだろう。君たちはすでに実行ずみではないか。悪徳政治家などというのは、悪知恵の発達した、不良息子みたいなもんだ。

ただ国家の不良息子なので、権力を笠に着て、まことに始末が悪い。しかし、一軒の家の広宣流布と、一国の広宣流布とは、根本原理はまったく同じといえる。ただ一軒の家と、国家とは、まるで規模がちがうので、誰もが同じとは思えないだけだ。

創価学会が、今のままのこんな状態でいつまでもいると思うのは、君たちの錯覚だよ。見ていたまえ、十年、二十年、五十年先の学会の姿というものを。
時が来ているのです。絶対にこのままでいることはない。

早い話が、君たち青年が、純粋な信心に立ち、行学に邁進して何年かたった時、力ある立派な人材に成長していよう。その中で政治的に優れた才能をもった人がいるとする。その才能が眠っているはずがない。十二分に発揮せざるを、えなくなるだろう。

そうなると、やがて志を同じくする一つの政党を組織することになっていく。

それは利権あさりの政党ではない。
労働組合のための政党でもない。
一主義のための、ましてや選挙目的のための政党では、もちろんない。
あくまでも、全民衆の幸福を根本に考える政党だ。

このような政党こそ、全民衆は、首を長くして待望しているのだ。

だが、そのような政党の出現は、今その兆(きざ)しすら見られない。
もちろん民主主義の形式論から、考えおよぶようなものではない。

今は、ただ戸田の胸中にあるだけだ。
はっはっはっ、あんまりしゃべると、誇大妄想(こだいもうそう)と間違えられるから、今夜はこのくらいにしておこう。
しかし、これが空想でないことだけは、はっきりと言っておく。

≪青年部≫ う~ん、理屈ではそうなんだろうけど、、ぶつぶつ、ぶつぶつ、

≪ナレーション≫ しかし、この座に一人の青年がいた。彼は、戸田の言々句々を、そっくりそのまま、己の脳細胞に吸収して、ほとんど抵抗を感じなかった。

彼は一点を凝視するように、眼をひらき、身じろぎもせず、戸田の眼鏡の奥を見つめていた。

それは山本伸一であった。

彼は、この夜、日記に次のように書きとめた。

≪山本伸一≫ 

ああ、甚深(じんじん)無量(むりょう)なる法華経の玄理(げんり)に遭(あ)いし、身の福運を知る。
戸田先生こそ、人類の師ならん。
祖国を憂(うれ)え、人類に必ずや最高の幸福を与えんと、邁進(まいしん)なされ行く大信念。
そして正義の、何ものをも焼くが如(ごと)き情熱。

唯々(ただただ)、全衆生(しゅじょう)を成仏せしめんと、苦難と戦い、大悪世(あくせ)に、大燭光(しょこう)を点じられた、日蓮大聖人の大慈悲に感涙す。
若人(わこうど)は、進まねばならぬ。
永遠に前へ。
若人は進まねばならぬ。
令法(りょうぼう)久住(くじゅう)の為(ため)に。

妙法の徒(と)。わが行動に恥なきや。
われ、心奥(しんおう)に迷いなきや。
遅疑(ちぎ)逡巡(しゅんじゅん)するも、汝(なんじ)自身なり。

宗教革命、即人間革命なり。
かくして、教育革命、経済革命あり、
また真(しん)の政治革命とならん。
混濁(こんじょく)の世。社会と、人を浄化(じょうか)せしむる者は誰ぞ。
学会の使命重大なり。
学会の前進のみ、それを決せん。
革命は死なり。
われらの死は、妙法への帰命(きみょう)なり。
真(しん)の大死(だいし)こそ、
祖国と世界を救う大柱石(ちゅうせき)とならん。

若人(わこうど)よ、大慈悲を抱(いだ)きて進め。
若人よ、大哲学を抱きて戦え。
われ、弱冠(じゃっかん)二十にして、
最高の 栄光ある 青春の 生きゆく 道を 知る。

≪ナレーション≫ この二十歳の青年は、入信して一年しか経っていなかった。
彼はまだ、名もない一青年部員にすぎない。
あの入信の夜いらい、戸田と直接話す機会もなく、はや一年歳月が流れていたのだ。
しかし戸田の志は、あらゆる遮蔽物(しゃへいぶつ)を越えて、そのまま山本伸一の心の底で育ちはじめていたといえよう。
むろん、それを誰ひとり気づくものは、なかったのであります。

本日は、小説人間革命第3巻 『漣(さざなみ)』の章から、「入会一年の山本伸一青年」と題しまして黎明地区のオールスターキャストでお送りいたしました。

以上で寸劇のコーナーを終わります。



最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
この「寸劇人間革命」の分量は、おおよそ、20文字×210行です。

以前(2012/06)に公開した、「二十歳の山本伸一青年」を再編集したものです。


空白行の少ないテキストデータを、準備しました。使ってみてください。



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大衆とともに



私は、『獅子が我が子を千尋の谷に突き落とす』がごとき思いで、諸君を政治の世界に送り出すのである。

しかし、だれ一人として、這い上がってくることはできぬであろう。


SBSH0241_02.jpg





≪ナレーションA≫ それでは寸劇人間革命のコーナーです。
本日は「大衆とともに」と題しましてお送りいたします。

≪ナレーションB≫ 時は昭和30年1955年2月。
学会本部2階の広間であります。

全国から選ばれた、文化部員の任命式が行われたのであります。

戸田城聖は、まだ海のものとも、山のものともわからない文化部員を前にして、その出立(しゅったつ)を激励したのであります。

≪戸田城聖≫ いよいよ時が来たのです。諸君は妙法を胸に抱きしめた文化部員であることを、いつ、いかなる所にあっても、忘れてはなりません。民衆のなかに生き、民衆のために闘(たたか)い、民衆のなかに死んでいってほしいと私は願う。

名聞名利(みょうもんみょうり)を捨て去った真の政治家の出現を、現代の人類社会は渇望(かつぼう)しているのだ。諸君こそ、やがて、この要望に応えうる人材だと、私は諸君を信頼している。

立派に闘いなさい。
私はどんなにしても応援しよう。今後どうなろうとも、わが学会の文化部員として、生涯、誇らかに生きぬいていきなさい。
ともかく、われわれの期待を断じて裏切るな!

≪ナレーションB≫そして、思わぬ厳しい指導がなされたのです。

≪戸田城聖≫ ここに集った、54名の文化部員は、皆、私の、愛弟子(まなでし)である。

私は、『獅子が我が子を千尋(せんじん)の谷に突き落とす』がごとき思いで、諸君を政治の世界に送り出すのである。

しかし、だれ一人として、這(は)い上がってくることはできぬであろう。

≪ナレーションB≫ 戸田は、滂沱(ぼうだ)とだがれる涙を、ぬぐおうともしなかったのであります。
新しい分野に巣立つ54名の新部員は、緊張した面持ちで戸田の言葉を聞いていた。

それは激励とも思われたが、また新しい門出への惜別(せきべつ)の言葉とも響いた。
征(ゆ)き、断じて還ることを、拳(こぶし)を握りしめて心に誓ったのであります。

 「大衆とともに、」--それは公明党の、偉大なる精神であります。
この精神を訴えたのは、山本伸一であった。

≪ナレーションA≫ 昭和37年1962年9月13日。
公明政治連盟の第1回全国大会に出席した山本伸一は、大衆の真実の友たるべき、公明政治連盟の政治家の在り方を、次のように語ったのであります。

≪山本伸一≫ 最後の最後まで、生涯、政治家として、そして指導者として、大衆に直結していってもらいたい。

偉(えら)くなったからといって、大衆から遊離(ゆうり)して、孤立(こりつ)したり、また組織の上にあぐらをかいたりするような政治化には、絶対に、なっていただきたくないのであります。

大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆のなかに入りきって、大衆のなかに死んでいっていただきたい。

どうか、公政連(こうせいれん)の同志の皆さん方だけは、全民衆のための、大衆のなかの政治家として、一生を貫き通していただきたいと、切望するものであります。

≪ナレーションA≫そしてこの「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆のなかに死んでいく」との言葉が、公明党の偉大なる立党精神となっていますことは、皆様ご存知のとおりであります。

本日は、小説人間革命第9巻「展開」の章、さらに、小説新人間革命第9巻「衆望」の章などから、「大衆とともに」と題しまして、公明党の立党精神のお話を、旭日地区の オールスターキャストでお送りいたしました。

以上で寸劇人間革命のコーナーを終わります。




最後まで読んでいただきありがとうございます。

以前に掲載したものを、短く作り直したものです。
エピソードを省略してみました。

その寸劇人間革命(エピソードが入ったもの)を読んでみたい方は、ここをクリック してください


この寸劇人間革命の分量は、おおよそ20文字×80行です。


原稿印刷用に空白行の少ないテキストデータを準備しました。
是非、座談会でご活用ください。

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『60年安保』のお話し


ただし、政治上の問題であっても、これを許せば、間違いなく民衆が不幸になる。

人類の平和が破壊されてしまう。

と、いった根源の問題であれば、私も発言します。

いや、先頭に立って戦います

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≪ナレーションA≫ 時は、昭和35年、1960年の6月。

永田町の国会議事堂周辺は、連日数万人ものデモ隊で埋め尽くされたのであります。
そうです。本日は、『60年安保』のお話しであります。

≪ナレーションB≫ 数を頼りにした自民党は、単独強行採決。

一方、社会党も断固拒否の一点張りでしかなかったのであります。


≪青年 A≫ 新安保条約は、今大きな問題となっておりますが、この際、学会としても統一見解を出すべきではないかと思いますが、どうでしょうか?

≪山本伸一≫ なるほど。それで、君は安保に対しては反対なのか、それとも賛成なのか?

≪青年 A≫ 私は断固反対です。安保は廃棄し、中立の立場に立つべきだと思います。

≪青年 B≫ 私は、全面的に賛成とはいいかねますが、今のところ、やむをえないと思います。

日本は、アメリカの協力なくしては、軍事的にも、経済的にも、独り立ちはできない状況です。

今、安保を廃棄したりすれば、日本はアメリカを敵に回すことになります。

したがって、安保を今の段階で廃棄せよというのは、現実を無視した意見です。


≪青年 A≫ いやいや かくかく しかじか

≪青年 B≫ いやいや しかじか かくかく


≪ナレーションB≫ 主張は二つに分かれて、平行線です。
伸一は、彼らを包むように見回すと、にこやかに語り始めた。


≪山本伸一≫ 青年部の君たちの間でも、これだけ意見が食い違う。

一口に学会員といっても、安保に対する考え方はさまざまだよ。

反対も賛成もいる。

そして、どちらの選択にも一長一短がある。それを、学会としてこうすべきだとは言えません。

私はできる限り、みんなの意見を尊重したい。
大聖人の御書に、安保について説かれているわけではないから、学会にもいろいろな考えがあってよいのではないだろうか。

政治と宗教は次元が違う。

宗教の第一の使命は、一切の基盤となる人間の生命の開拓にある。

宗教団体である学会が、政治上の一つ一つの問題について見解を出すのでなく、学会推薦の参議院議員がいるのだから、その同志を信頼し、どうするかは任せたいと思う。

≪ナレーションB≫ うなずきながら聞いている青年たちに、伸一は、最後に力強く語りかけました。

≪山本伸一≫ ただし、政治上の問題であっても、これを許せば、間違いなく民衆が不幸になる。

人類の平和が破壊されてしまう。

と、いった根源の問題であれば、私も発言します。

いや、先頭に立って戦います。


≪ナレーションB≫ 青年たちの目が、キラリと、光ったのであります。



≪ナレーションA≫ 本日は、『60年安保のお話』を、小説『新・人間革命』第一巻・新世界の章から、旭日地区のオールスターキャストで、お送りいたしました。

以上で、寸劇人間革命のコーナーを終わります。




この寸劇人間革命を最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

この寸劇人間革命の分量は、おおよそ、20文字×80行です。


原稿印刷用に、空白行の少ないテキストデータを準備いたしました。

ぜひ、座談会で、ご活用ください。



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