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「戸田大学」のお話

世界のいかなる大学者、大指導者とも、いかなる問題であれ、自由自在に論じられる力をつけるように、鍛えておくからな。

君たちは、教えた事をみんな忘れてしまうようだけれど、伸は違うぞ。

伸は、海綿のようによく吸収する。
鋼の板に刻むように覚えているな。

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≪ナレーションA≫ かつて戸田城聖は、彼の事業が苦境(くきょう)に陥(おちい)り、その再建のために夜学を断念した伸一に、万般(ばんぱん)の学問の個人教授を続けたのであります。
そうです。本日は、「戸田大学」のお話であります。

≪戸田城聖≫ 日本の経済も混乱している時代であり、私の仕事も、ますます多忙になっていく。ついては、君の学校の方も、断念してもらえぬか?

≪山本伸一≫ 結構です。先生のおっしゃる通りにいたします。

≪戸田城聖≫ そのかわり、私が責任をもって、君の個人教授をしていくよ。伸、心配するな。大学の勉強を、みんな教えるからな。


≪ナレーションA≫ 戸田は日曜日というと伸一を自宅に呼んだ。そして、御書はもちろん、政治、経済、法律、歴史、漢文、化学、天文学、物理学と、様々の分野にわたる個人教授が始まったのであります。

≪戸田城聖≫ 世界のいかなる大学者、大指導者とも、いかなる問題であれ、自由自在に論じられる力をつけるように、鍛(きた)えておくからな。

俺は原理を教えるが、細かいことは教えないぞ。後は自分で思索(しさく)しろ。

メモを取ってはいかん。全部、頭の中に入れておけ。
命に刻(きざ)め。命で感じ取れ!

いい本を読め。これを読め。

今、何を読んでいる。今日は、何を読んだ。
その本のあらすじ・内容を言ってみろ。


≪ナレーションA≫ 戸田は、心血を注いで伸一を教え育んだ。来る日も、来る日も、自身の一切の学識と経験と知恵を伝えた。まるで、「あすにでも自分が死んでゆくから、そのために今、全力を尽くして教えているのだ。」といった遺言(ゆいごん)の講義のようであった。


≪山本伸一≫ (若き日の日記より)
先生の、身体をいとわず、弟子を育成して下さる恩。
吾人(ごじん)は、いかに返さんや。
今だ。力、力、力を蓄(たくわ)える時は。
あらゆる力を、後代(こうだい)の準備として蓄えん。


≪ナレーションA≫ 教える戸田と、それを全身で受けとめようとする伸一との間には、まさに師弟一体の姿があったのであります。



≪戸田城聖≫ 君は詩人だから、ホイットマンは、よく知っていると思うが、ちょっと聞いてみたい。
ホイットマンについて、少し話してみろ。
 いつの時代の人物であったのか?

≪山本伸一≫ ウォルト・ホイットマンは、1819年の生まれだったと思います。

≪戸田城聖≫ そうか。どういう詩が有名だね?

≪山本伸一≫ 『大道の歌』とか、『開拓者たちよ!』といった詩が有名です。

≪戸田城聖≫ それでは、その中から、君が好きな詩を、二、三行でもいいから、詠(よ)んでみなさい

≪山本伸一≫ はい。『開拓者たちよ!』の詩の一節を暗誦(あんしょう)します。

わたしたちは、ここにぐずぐずしては、いられないのだ、
愛する人々よ。
わたしたちは、進軍しなければならない。
わたしたちは、危険な矢面に立って、耐えきらなければならない。

≪戸田城聖≫ そうだ。何があっても、我々は進軍するのだ!私は進むぞ。
君も進め! 永遠に前へ!


 ≪ナレーションB≫ 次第に、日曜日だけでは時間が足りなくなり、戸田の会社で、毎朝、講義をすることになった。

 戦時下の牢獄で痛めつけられた戸田の体には、毎朝毎朝の講義は、相当の負担であったにちがいない。

 しかし、戸田は、広宣流布のために、分身の弟子を未来に残さんと、命がけで講義を続けたのであります。


≪戸田城聖≫ 高等教育の万般を教えよう。優秀な大学以上に、教育を授けたい。
 私が、君たちには、これから、あらゆる生きた学問を教えてあげたいのだ。


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≪ナレーションB≫ 山本伸一たちは毎朝、戸田より早く出社して掃除・雑巾がけを済ませたうえで、静かに戸田を待った。

戸田の真正面に伸一が座り、ほかの受講を許された数名がイスを持ち寄って二人を囲んだのであります。


≪戸田城聖≫(他の受講生に)君たちは、教えた事をみんな忘れてしまうようだけれど、伸は違うぞ。
伸は、海綿(かいめん)のようによく吸収する。
鋼(はがね)の板に刻むように覚えているな。
いっさいのことは、伸に話している。すべて伸に聞いて、やっていきなさい。


≪ナレーションB≫ ある講義が終了した時、戸田は、机の上にあった一輪の花を手に取った。
そして、その花を、伸一の胸に挿(さ)したのであります。

≪戸田城聖≫ この講義を修了した優等生への勲章だ。
伸一は、本当によくやってくれているな。
金時計でも授(さず)けたいが、何もない。すまんな。


≪ナレーションB≫ 広宣流布の大師匠からの真心の賞賛である。伸一は、その「花」こそ、最高に栄誉ある勲章であると思ったのであります。

伸一は、後年、多くの国家勲章。そして名誉学術称号を受賞することになる。
伸一は、その根本要因こそ、師匠より賜(たまわ)った「一輪の花」に対する「感謝」と、ますますの精進(しょうじん)を誓った「心」にこそ、あったと、深く、強く、確信しているのであります。


≪ナレーションA≫ 本日は、小説人間革命第4巻・秋霜の章、さらに、小説、新・人間革命第21巻・共鳴音の章などより、「戸田大学」のお話を、黎明地区のオールスターキャストで、お送りいたしました。

以上で、寸劇人間革命のコーナーを終わります。




この寸劇人間革命を、最後まで読んでいただきありがとうございます。

戸田先生の出番が多いので、2人で分けて読んでも良いかなと思います。

ナレーションをまとめて一人で読んでもけっこうです。


この寸劇人間革命の分量は、おおよそ、20文字×130行です。

原稿印刷用に空白行の少ないテキストデータを準備しました。
是非、座談会でご活用ください。

todadaigaku1.png









≪ナレーションA≫ かつて戸田城聖は、彼の事業が苦境(くきょう)に陥(おちい)り、その再建のために夜学を断念した伸一に、万般(ばんぱん)の学問の個人教授を続けたのであります。そうです。本日は、「戸田大学」のお話であります。
≪戸田城聖≫ 日本の経済も混乱している時代であり、私の仕事も、ますます多忙になっていく。ついては、君の学校の方も、断念してもらえぬか?
≪山本伸一≫ 結構です。先生のおっしゃる通りにいたします。
≪戸田城聖≫ そのかわり、私が責任をもって、君の個人教授をしていくよ。伸、心配するな。大学の勉強を、みんな教えるからな。
≪ナレーションA≫ 戸田は日曜日というと伸一を自宅に呼んだ。そして、御書はもちろん、政治、経済、法律、歴史、漢文、化学、天文学、物理学と、様々の分野にわたる個人教授が始まったのであります。
≪戸田城聖≫ 世界のいかなる大学者、大指導者とも、いかなる問題であれ、自由自在に論じられる力をつけるように、鍛(きた)えておくからな。
俺は原理を教えるが、細かいことは教えないぞ。後は自分で思索(しさく)しろ。
メモを取ってはいかん。全部、頭の中に入れておけ。
命に刻(きざ)め。命で感じ取れ!
いい本を読め。これを読め。
今、何を読んでいる。今日は、何を読んだ。
その本のあらすじ・内容を言ってみろ。
≪ナレーションA≫ 戸田は、心血を注いで伸一を教え育んだ。来る日も、来る日も、自身の一切の学識と経験と知恵を伝えた。まるで、「あすにでも自分が死んでゆくから、そのために今、全力を尽くして教えているのだ。」といった遺言(ゆいごん)の講義のようであった。
≪山本伸一≫ (若き日の日記より)
先生の、身体をいとわず、弟子を育成して下さる恩。
吾人(ごじん)は、いかに返さんや。
今だ。力、力、力を蓄(たくわ)える時は。
あらゆる力を、後代(こうだい)の準備として蓄えん。
≪ナレーションA≫ 教える戸田と、それを全身で受けとめようとする伸一との間には、まさに師弟一体の姿があったのであります。

≪戸田城聖≫ 君は詩人だから、ホイットマンは、よく知っていると思うが、ちょっと聞いてみたい。
ホイットマンについて、少し話してみろ。
 いつの時代の人物であったのか?
≪山本伸一≫ ウォルト・ホイットマンは、1819年の生まれだったと思います。
≪戸田城聖≫ そうか。どういう詩が有名だね?
≪山本伸一≫ 『大道の歌』とか、『開拓者たちよ!』といった詩が有名です。
≪戸田城聖≫ それでは、その中から、君が好きな詩を、二、三行でもいいから、詠(よ)んでみなさい
≪山本伸一≫ はい。『開拓者たちよ!』の詩の一節を暗誦(あんしょう)します。
わたしたちは、ここにぐずぐずしては、いられないのだ、
愛する人々よ。
わたしたちは、進軍しなければならない。
わたしたちは、危険な矢面に立って、耐えきらなければならない。
≪戸田城聖≫ そうだ。何があっても、我々は進軍するのだ!私は進むぞ。
君も進め! 永遠に前へ!
 ≪ナレーションB≫ 次第に、日曜日だけでは時間が足りなくなり、戸田の会社で、毎朝、講義をすることになった。
 戦時下の牢獄で痛めつけられた戸田の体には、毎朝毎朝の講義は、相当の負担であったにちがいない。
 しかし、戸田は、広宣流布のために、分身の弟子を未来に残さんと、命がけで講義を続けたのであります。
≪戸田城聖≫ 高等教育の万般を教えよう。優秀な大学以上に、教育を授けたい。
 私が、君たちには、これから、あらゆる生きた学問を教えてあげたいのだ。
≪ナレーションB≫ 山本伸一たちは毎朝、戸田より早く出社して掃除・雑巾がけを済ませたうえで、静かに戸田を待った。
戸田の真正面に伸一が座り、ほかの受講を許された数名がイスを持ち寄って二人を囲んだのであります。
≪戸田城聖≫(他の受講生に)君たちは、教えた事をみんな忘れてしまうようだけれど、伸は違うぞ。伸は、海綿(かいめん)のようによく吸収する。鋼(はがね)の板に刻むように覚えているな。
いっさいのことは、伸に話している。すべて伸に聞いて、やっていきなさい。
≪ナレーションB≫ ある講義が終了した時、戸田は、机の上にあった一輪の花を手に取った。
そして、その花を、伸一の胸に挿(さ)したのであります。
≪戸田城聖≫ この講義を修了した優等生への勲章だ。
伸一は、本当によくやってくれているな。
金時計でも授(さず)けたいが、何もない。すまんな。
≪ナレーションB≫ 広宣流布の大師匠からの真心の賞賛である。伸一は、その「花」こそ、最高に栄誉ある勲章であると思ったのであります。
伸一は、後年、多くの国家勲章。そして名誉学術称号を受賞することになる。
伸一は、その根本要因こそ、師匠より賜(たまわ)った「一輪の花」に対する「感謝」と、ますますの精進(しょうじん)を誓った「心」にこそ、あったと、深く、強く、確信しているのであります。
≪ナレーションA≫ 本日は、小説人間革命第4巻・秋霜の章、さらに、小説、新・人間革命第21巻・共鳴音の章などより、「戸田大学」のお話を、黎明地区のオールスターキャストで、お送りいたしました。
以上で、寸劇人間革命のコーナーを終わります。



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テーマ: 二次創作 | ジャンル: 小説・文学

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