男子部部隊参謀・代田不二也さんのお話


人生は劇場の舞台みたいなものだ。
みんな登場人物となって一生懸命に劇を演ずるしかない。
人生は劇だからです。
君も広宣流布の登場人物となったからには、努力を積んで名優になることだ。
君は必ずなれる。私といっしょに戦おうじゃないか。


世紀の丈夫たれ
東洋の健児たれ
世界の若人たれ
君よ 一生を劇の如く

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≪ナレーション≫ 時は昭和31年、1956年3月。ここは関西本部。ある日の午後、人影の少ない3階仏間で、ひとり、唱題をしている男子部。本日の主人公、代田不二也(しろたふじや)・部隊参謀であります。

≪山本伸一≫ 代田君、毎日ごくろうさま。ところで、君のアパートの押入れには、靴下が段ボール箱にいっぱいたまっているんだろうなァ。

≪代田不二也≫ えッ??参謀室長。なんでそれをご存知なんですか??

≪山本伸一≫ そりゃわかるさ。
……僕も寒々としたアパートに3年間一人で住んだことがあるもの。臭い靴下がダンボール箱いっぱいになって閉口したよ。
……そう、そう、枕がなくて新聞を丸めて寝たこともあったけ……

≪代田不二也≫ えッ??室長にもそんな時代があったんですか??

≪山本伸一≫ あるもないも、そういう厳しい時があったればこそ、今日(こんにち)の私があるんだよ。誰でもおなじだよ。すべて仏道修行なんです。

≪ナレーション≫ 代田は、引き込まれるようにしゃべりだした。誰にも話したことのない事柄が、後から後から出るのが不思議だった。
真面目に信心しているとはいえ、将来どうなるのか?
わびしい悲哀(ひあい)の数々を思いのたけ告白したといってよい。

≪山本伸一≫ 代田君、君のことはずっと前から私にはわかっていた。決して心配ない。
このまま真剣に信心をつづけさえすれば心配ありません。
多くの同志の姿からはっきりいえるのです。

≪ナレーション≫ 代田は無言のまま、大きくうなずいて、伸一をみつめたのです。

≪山本伸一≫ 『世界を制覇(せいは)せんとするものは、汝(なんじ)自身の悲哀を制覇せよ』という言葉がある。
それができるのが、この信心の修行だよ。
これは間違いない。
わたしもかつては、今の君よりも自分自身を情けなく思ったこともある。
君も、私とまったく同じなんだ。

本当の仏道修行は、親元を離れた厳しさのなかにあるんだ。いま、君はその最中だ。将来は誰が保障しなくとも、御本尊様は保障してくださっている。
いまの戦いのすべてが、仏道修行なんです。
頑張ろうじゃないか。

代田君。わかってみれば、人生は劇場の舞台みたいなものだ。みんな登場人物となって一生懸命に劇を演ずるしかない。人生は劇だからです。
君も広宣流布の登場人物となったからには、努力を積んで名優になることだ。
君は必ずなれる。私といっしょに戦おうじゃないか。

≪代田不二也≫ はい。ぜひ、お願いいたします。
(独り言)そうか、いま、俺は劇を演じているのか。
へたくそな、ダイコン役者だなァ。
よし。どうせやるなら、おもいっきりやってやろう。

≪山本伸一≫ 代田君、今日は君とゆっくり話ができてよかった。記念に一詩(いっし)を贈ろう。受け取ってくれたまえ。

≪ナレーション≫ 山本伸一は激励の詩を、便箋(びんせん)にさらさらと書き認(したた)め、代田に手渡したのであります。


≪代田不二也≫ (詩を朗読する)

世紀の丈夫(ますらお)たれ
東洋の健児たれ
世界の若人たれ
君よ 一生を劇の如(ごと)く

≪ナレーション≫ この一詩は、代田不二也の胸に、たちまち灼(や)きついたのであります。

本日は、小説人間革命第10巻・「険路」の章より、「男子部部隊参謀・代田不二也さんのお話」を、黎明地区の、オールスターキャストで、お送りいたしました。

以上で、寸劇人間革命のコーナーを終わります。



この寸劇人間革命を最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
このお話は、あの伝説の戦い・「大阪の戦い」の中の、一つのエピソードであります。
以前に、今回の主人公・代田不二也さんの登場する寸劇を掲載しました。
その寸劇人間革命を読んでみたい方は、ここをクリック してください


この寸劇人間革命の分量は、おおよそ、20文字×85行です。
原稿印刷用に、空白行の少ないテキストデータを準備しました。楽しく、有意義な座談会に、ぜひご活用ください。 

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≪ナレーション≫ 時は昭和31年、1956年3月。ここは関西本部。ある日の午後、人影の少ない3階仏間で、ひとり、唱題をしている男子部。本日の主人公、代田不二也(しろたふじや)・部隊参謀であります。

≪山本伸一≫ 代田君、毎日ごくろうさま。ところで、君のアパートの押入れには、靴下が段ボール箱にいっぱいたまっているんだろうなァ。
≪代田不二也≫ えッ??参謀室長。なんでそれをご存知なんですか??
≪山本伸一≫ そりゃわかるさ。
……僕も寒々としたアパートに3年間一人で住んだことがあるもの。臭い靴下がダンボール箱いっぱいになって閉口したよ。
……そう、そう、枕がなくて新聞を丸めて寝たこともあったけ……
≪代田不二也≫ えッ??室長にもそんな時代があったんですか??
≪山本伸一≫ あるもないも、そういう厳しい時があったればこそ、今日(こんにち)の私があるんだよ。誰でもおなじだよ。すべて仏道修行なんです。

≪ナレーション≫ 代田は、引き込まれるようにしゃべりだした。誰にも話したことのない事柄が、後から後から出るのが不思議だった。
真面目に信心しているとはいえ、将来どうなるのか?
わびしい悲哀(ひあい)の数々を思いのたけ告白したといってよい。
≪山本伸一≫ 代田君、君のことはずっと前から私にはわかっていた。決して心配ない。
このまま真剣に信心をつづけさえすれば心配ありません。
多くの同志の姿からはっきりいえるのです。
≪ナレーション≫ 代田は無言のまま、大きくうなずいて、伸一をみつめたのです。
≪山本伸一≫ 『世界を制覇(せいは)せんとするものは、汝(なんじ)自身の悲哀を制覇せよ』という言葉がある。
それができるのが、この信心の修行だよ。
これは間違いない。
わたしもかつては、今の君よりも自分自身を情けなく思ったこともある。
君も、私とまったく同じなんだ。
本当の仏道修行は、親元を離れた厳しさのなかにあるんだ。いま、君はその最中だ。将来は誰が保障しなくとも、御本尊様は保障してくださっている。
いまの戦いのすべてが、仏道修行なんです。
頑張ろうじゃないか。
代田君。わかってみれば、人生は劇場の舞台みたいなものだ。みんな登場人物となって一生懸命に劇を演ずるしかない。人生は劇だからです。
君も広宣流布の登場人物となったからには、努力を積んで名優になることだ。君は必ずなれる。私といっしょに戦おうじゃないか。
≪代田不二也≫ はい。ぜひ、お願いいたします。
(独り言)そうか、いま、俺は劇を演じているのか。へたくそな、ダイコン役者だなァ。よし。どうせやるなら、おもいっきり、やってやろう。
≪山本伸一≫ 代田君、今日は君とゆっくり話ができてよかった。記念に一詩(いっし)を贈ろう。受け取ってくれたまえ。
≪ナレーション≫ 山本伸一は激励の詩を、便箋(びんせん)にさらさらと書き認(したた)め、代田に手渡したのであります。

≪代田不二也≫ (詩を朗読する)
世紀の丈夫(ますらお)たれ
東洋の健児たれ
世界の若人たれ
君よ 一生を劇の如(ごと)く

≪ナレーション≫ この一詩は、代田不二也の胸に、たちまち灼(や)きついたのであります。
本日は、小説人間革命第10巻・「険路」の章より、「男子部部隊参謀・代田不二也さんのお話」を、黎明地区の、オールスターキャストで、お送りいたしました。
以上で、寸劇人間革命のコーナーを終わります。

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テーマ: 二次創作 | ジャンル: 小説・文学

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