青年部の結成 ショートバージョン

やっぱり、夏・7月は、青年の月ですね。 (元男子部・別名_昭和男子部より)
ショートバージョンの青年部結成のお話です。

きょう、ここに集まられた諸君のなかから、必ずや次の創価学会-会長が現れるであろう。 必ず、このなかにおられることを、私は信ずるのです。 そのかたに、心からお祝いを申し上げておきたいのであります。
創価学会の女子部は、一人のこらず幸福になるんですよ
そのためには、純粋な、強い信心に生涯を生きるという条件がなければ叶いません

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≪ナレーション≫ それでは、寸劇のコーナーです。

時は昭和26年西暦1951年5月3日、戸田城聖第2代会長の会長就任式。
それから2ヵ月後の7月11日が本日の寸劇の舞台であります。

外は激しい雨、バケツをひっくり返したような、とんでもない土砂降(どしゃぶ)りであります。

場所は西神田の学会本部の2階。
定刻の午後6時。
男子部結成式の開会の宣言がなされたのであります。集まった男子部は約180名。
そうです。本日の寸劇は、「青年部結成」のお話で、あります。

≪男子部司会者≫ ただ今より男子青年部新部隊結成式を挙行いたします。

新組織の発表。続いて決意発表。

≪ナレーション≫ 新たな組織として第一部隊から第四部隊までが、発表され、新しく任命された4人の部隊長が、それぞれ抱負と決意をまさに、絶叫したのであります。

≪男子部司会者≫ 会長講演、戸田会長先生。

≪ナレーション≫ いよいよ戸田が演壇に向かった。
激しい拍手が彼を迎えた。
期待する大号令を待っていたのであります。
ところが戸田が真っ先に淡々と言い出したのは、全然別のことだったのであります。

≪戸田城聖≫ きょう、ここに集まられた諸君のなかから、必ずや次の創価学会-会長が現れるであろう。
必ず、このなかにおられることを、私は信ずるのです。
そのかたに、心からお祝いを申し上げておきたいのであります。


≪男子部司会者≫ まったく意外な言葉に、私たちは思わず、緊張しました。
第三代会長が、このなかにいるという。
いったい誰のことなのであろうか。
それは、この夜つどった、私たち男子部180名の考えを、はるかに、はるかに超えた問題だったのです。

≪ナレーション≫ 戸田は場内の中央に山本伸一班長を見かけると、ふと目をそらした。

その瞬間山本伸一は半年前のあの日のことを、とっさに思い出さずには、いられなかったのであります。

ここから半年前のお話を、お送りします。


≪山本伸一≫ それは、遠い昔のように思われますが、わずか半年あまりしか、たっていないのです。
あの日、それは今年の1月6日のことでした。


≪戸田城聖≫ 伸一、今日はよく聞いてもらいたいことがある。
私も最後の覚悟をしておかねばならぬ時が来た。
検察当局にこちらから出頭しようかと思っている。
しかし、そうなると私の身柄はどうゆうことになるやも知れぬ。
あとのことを、いまここで明確にしておきたい。


≪ナレーション≫ 前の年の夏から始まった、信用組合の問題は、この時、最悪の事態に追い詰められていたのであります。

≪戸田城聖≫ 今大事なのはあとのことだ。
そこで、伸一君、私にもし万一のことがあったら、創価学会のことも、信用組合のことも、また新会社の大東商工のことも、いっさい君に任せるから、引き受けてくれまいか。

そして、できることなら、私の家族のこともだ。
伸一君、君にとんでもないお土産を残すと思うかも知れないが、私のこの世に生まれた使命は、また君の使命なんだよ。
わかっているね。
何が起こったとしても、しっかりするんだぞ。

私と君とが使命に生きるならば、きっと大聖人様の御遺命(ごゆいめい)も達成する時が来るだろう。
誰がなんといおうと、強く、つよく、一緒に前へ進むのだ。

≪山本伸一≫ 先生、けっしてご心配なさらないでください。
私の一生は先生に捧げて悔いのない覚悟だけは、とうにできております。
この覚悟は、また将来にわたって永遠に変わることはありません。

*私がすべてやります。
先生は、お体をお休めください。
わたしが断じて苦境を打開します。
そして絶対に先生に、学会の会長になっていただきます!

≪戸田城聖≫ そうか。そうか。よろしく、頼みます。

≪ナレーション≫ 伸一のそれからの活動は、まったく人知れぬところで行われた。
まさしく奮迅(ふんじん)の苦闘の連続だったのであります。

しかし彼は、たじろぐことはなかった。
深い使命を、真に体得したもののつよさであろうか。
山本伸一は、当時の日記に、次のように書きとめています。

≪山本伸一≫ 

汝(なんじ)よ、汝は、いかにして そんなに苦しむのか。
汝よ、汝は、いかにして そんなに泣くのか。
汝よ、汝は、いかにして そんなに悩むのか。

苦しむがよい。

若芽が、大地の殻を打ち破って のびゆくために。

泣くがよい。

梅雨の、彼方の、太陽を仰ぎ見る日まで やむを得まい。

悩むがよい。

暗い深夜を過ぎずして尊厳なる、曙の空を望むことはできないからだ。


≪ナレーション≫ 山本伸一は、この7月11日の夜。
男子部の結成式において、戸田と彼との間にしか理解されぬ言葉……きょう、ここに集まられた諸君のなかから、必ずや次の創価学会-会長が現れるであろう。……という言葉を聞いたのであります。

戸田は安易には、その名前は口には出さなかった。彼は伸一を甘やかさなかったのである。


戸田会長の、話が続きます。

≪戸田城聖≫ 広宣流布は、私の絶対にやりとげなければならぬ使命であります。
青年部の諸君も、各自がその尊い地位にあることを、よくよく自覚してもらいたいのです。
常に青年が時代を動かし、新しい時代を創っているのです。
どうか、諸君の手で、この尊い大使命を必ず達成していただきたいのが、私の唯一の念願であります。

今日は、この席から、次の会長たるべきかたに、ご挨拶申し上げ、男子部隊の結成を心からお祝い申し上げる。

≪ナレーション≫ 戸田はこう言って、深々と頭を下げたのであります。


≪ナレーション≫ そして続いて7月19日は、女子青年部の部隊結成式であります。
山本伸一の妻となる春木峯子も蒲田支部の女子部員として参加していたのであります。

≪戸田城聖≫ 創価学会の女子部は、一人のこらず幸福になるんですよ。
これまでの女性の歴史というものは、一口にいえば、宿命に泣く女性の歴史といってよかった。
皆さんは、若くして妙法を持った女性です。
もはや宿命になく必要はない。

そのためには、純粋な、強い信心に生涯を生きるという条件がなければ叶いません。
皆さんが、誰も彼も一人のこらず幸福になることを、戸田は念願しつつ、きょうの挨拶とします。
おめでとう。

≪ナレーション≫ こうして青年部が結成されたのであります。


**青年部の結成の意義は、単に青年層に属する人々を集めて組織したことにあるのではない。
戸田城聖の思想と行動を人生の指標とする、創価の後継者の出発であり、広宣流布を永遠ならしめる、令法久住(りょうぼうくじゅう)への流れが開かれたことに最大の意義がある。
 
まさに、青年部の結成式は、師弟による広宣流布の共戦の出発という、歴史的な意義をとどめる儀式であったといえるのであります。

本日は、小説「人間革命」第5巻 随喜(ずいき)の章から、『青年部の結成式』を、旭日地区、の オール スター キャストでおおくりいたしました。

以上で、寸劇のコーナーを、終わります。          


*2007.01.06のスピーチ 
**新人間革命.第22巻「新世紀」

最後まで読んでくれてありがとうございます。
この寸劇人間革命の分量は、おおよそ20文字×170行です。


空白行の少ない、印刷用のテキストデータを準備しました。
ご活用ください。



≪ナレーション≫ それでは、寸劇のコーナーです。
時は昭和26年西暦1951年5月3日、戸田城聖第2代会長の会長就任式。
それから2ヵ月後の7月11日が本日の寸劇の舞台であります。
外は激しい雨、バケツをひっくり返したような、とんでもない土砂降(どしゃぶ)りであります。
場所は西神田の学会本部の2階。定刻の午後6時。
男子部結成式の開会の宣言がなされたのであります。集まった男子部は約180名。
そうです。本日の寸劇は、「青年部結成」のお話で、あります。
≪男子部司会者≫ ただ今より男子青年部新部隊結成式を挙行いたします。新組織の発表。続いて決意発表。
≪ナレーション≫ 新たな組織として第一部隊から第四部隊までが、発表され、新しく任命された4人の部隊長が、それぞれ抱負と決意をまさに、絶叫したのであります。
≪男子部司会者≫ 会長講演、戸田会長先生。
≪ナレーション≫ いよいよ戸田が演壇に向かった。激しい拍手が彼を迎えた。
期待する大号令を待っていたのであります。ところが戸田が真っ先に淡々と言い出したのは、全然別のことだったのであります。

≪戸田城聖≫ きょう、ここに集まられた諸君のなかから、必ずや次の創価学会-会長が現れるであろう。
必ず、このなかにおられることを、私は信ずるのです。そのかたに、心からお祝いを申し上げておきたいのであります。
≪男子部司会者≫ まったく意外な言葉に、私たちは思わず、緊張しました。
第三代会長が、このなかにいるという。いったい誰のことなのであろうか。
それは、この夜つどった、私たち男子部180名の考えを、はるかに、はるかに超えた問題だったのです。
≪ナレーション≫ 戸田は場内の中央に山本伸一班長を見かけると、ふと目をそらした。
その瞬間山本伸一は半年前のあの日のことを、とっさに思い出さずには、いられなかったのであります。

ここから半年前のお話を、お送りします。

≪山本伸一≫ それは、遠い昔のように思われますが、わずか半年あまりしか、たっていないのです。
あの日、それは今年の1月6日のことでした。
≪戸田城聖≫ 伸一、今日はよく聞いてもらいたいことがある。私も最後の覚悟をしておかねばならぬ時が来た。
検察当局にこちらから出頭しようかと思っている。しかし、そうなると私の身柄はどうゆうことになるやも知れぬ。
あとのことを、いまここで明確にしておきたい。
≪ナレーション≫ 前の年の夏から始まった、信用組合の問題は、この時、最悪の事態に追い詰められていたのであります。
≪戸田城聖≫ 今大事なのはあとのことだ。
そこで、伸一君、私にもし万一のことがあったら、創価学会のことも、信用組合のことも、また新会社の大東商工のことも、いっさい君に任せるから、引き受けてくれまいか。そして、できることなら、私の家族のこともだ。
伸一君、君にとんでもないお土産を残すと思うかも知れないが、私のこの世に生まれた使命は、また君の使命なんだよ。
わかっているね。何が起こったとしても、しっかりするんだぞ。
私と君とが使命に生きるならば、きっと大聖人様の御遺命(ごゆいめい)も達成する時が来るだろう。
誰がなんといおうと、強く、つよく、一緒に前へ進むのだ。
≪山本伸一≫ 先生、けっしてご心配なさらないでください。
私の一生は先生に捧げて悔いのない覚悟だけは、とうにできております。
この覚悟は、また将来にわたって永遠に変わることはありません。
私がすべてやります。先生は、お体をお休めください。
わたしが断じて苦境を打開します。そして絶対に先生に、学会の会長になっていただきます!
≪戸田城聖≫ そうか。そうか。よろしく、頼みます。
≪ナレーション≫ 伸一のそれからの活動は、まったく人知れぬところで行われた。
まさしく奮迅(ふんじん)の苦闘の連続だったのであります。
しかし彼は、たじろぐことはなかった。深い使命を、真に体得したもののつよさであろうか。
山本伸一は、当時の日記に、次のように書きとめています。

≪山本伸一≫ 
汝(なんじ)よ、汝は、いかにして そんなに苦しむのか。
汝よ、汝は、いかにして そんなに泣くのか。
汝よ、汝は、いかにして そんなに悩むのか。
苦しむがよい。
若芽が、大地の殻を打ち破って のびゆくために。
泣くがよい。
梅雨の、彼方の、太陽を仰ぎ見る日まで やむを得まい。
悩むがよい。
暗い深夜を過ぎずして尊厳なる、曙の空を望むことはできないからだ。

≪ナレーション≫ 山本伸一は、この7月11日の夜。
男子部の結成式において、戸田と彼との間にしか理解されぬ言葉……きょう、ここに集まられた諸君のなかから、必ずや次の創価学会-会長が現れるであろう。……という言葉を聞いたのであります。
戸田は安易には、その名前は口には出さなかった。彼は伸一を甘やかさなかったのである。
戸田会長の、話が続きます。

≪戸田城聖≫ 広宣流布は、私の絶対にやりとげなければならぬ使命であります。
青年部の諸君も、各自がその尊い地位にあることを、よくよく自覚してもらいたいのです。
常に青年が時代を動かし、新しい時代を創っているのです。
どうか、諸君の手で、この尊い大使命を必ず達成していただきたいのが、私の唯一の念願であります。
今日は、この席から、次の会長たるべきかたに、ご挨拶申し上げ、男子部隊の結成を心からお祝い申し上げる。
≪ナレーション≫ 戸田はこう言って、深々と頭を下げたのであります。

≪ナレーション≫ そして続いて7月19日は、女子青年部の部隊結成式であります。
山本伸一の妻となる春木峯子も蒲田支部の女子部員として参加していたのであります。
≪戸田城聖≫ 創価学会の女子部は、一人のこらず幸福になるんですよ。
これまでの女性の歴史というものは、一口にいえば、宿命に泣く女性の歴史といってよかった。
皆さんは、若くして妙法を持った女性です。もはや宿命になく必要はない。
そのためには、純粋な、強い信心に生涯を生きるという条件がなければ叶いません。
皆さんが、誰も彼も一人のこらず幸福になることを、戸田は念願しつつ、きょうの挨拶とします。
おめでとう。

≪ナレーション≫ こうして青年部が結成されたのであります。
青年部の結成の意義は、単に青年層に属する人々を集めて組織したことにあるのではない。
戸田城聖の思想と行動を人生の指標とする、創価の後継者の出発であり、広宣流布を永遠ならしめる、令法久住(りょうぼうくじゅう)への流れが開かれたことに最大の意義がある。
 まさに、青年部の結成式は、師弟による広宣流布の共戦の出発という、歴史的な意義をとどめる儀式であったといえるのであります。

本日は、小説「人間革命」第5巻 随喜(ずいき)の章から、『青年部の結成式』を、旭日地区、の オール スター キャストでおおくりいたしました。
以上で、寸劇のコーナーを、終わります。

  
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テーマ: 二次創作 | ジャンル: 小説・文学

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