ガーナ会館完成のお話_ロングバージョン

以前に掲載した、アフリカ・ガーナ会館完成のお話 の、ロングバージョンになります。

≪山本伸一≫ 南君。ガーナに行ってくれるんだね。
≪南忠雄≫ はい!頑張ります。
≪山本伸一≫ ガーナについては、何か知っているかい?
≪南忠雄≫ (元気いっぱい)はい。ガーナ ミルク チョコレート しか、思い浮かびません。

階段の一段、一段に、柱の一本、一本に、メンバーの真心が、汗と涙が、そして広宣流布への誓いが込められています。21世紀はアフリカの世紀です。先生、ありがとうございました。


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≪ナレーション≫ それでは寸劇のコーナーです。

本日は、アフリカのガーナのお話をお送りいたします。

山本伸一.役です。
妻の峯子.役です。
聖教新聞ガーナ常駐特派員の南忠雄.です。役職はガーナ指導長です。
南の妻の役です。

そして私が、元気はつらつ・ガーナ青年部です、よろしくお願いします。

≪ナレーション≫ 時は西暦1975年昭和50年1月26日。世界平和会議が開かれたのであります。世界51カ国・地域の代表158人がグアム島に集い、創価学会インターナショナル SGI が結成されたのであります。

≪山本伸一≫ ともかく地平線の彼方に、大聖人の仏法の太陽が、昇り始めました。
皆さんがたは、どうか、自分自身が花を咲かせようという気持ちでなくして、全世界に妙法という平和の種を蒔(ま)いて、その尊い一生を終わってください。
私もそうします。


≪ナレーション≫ 山本伸一は、スピーチを終えると、各テーブルを回って参加者・一人一人を、ねぎらったのであります。アフリカのメンバーの席に来ると、ひとりの日本人青年に声をかけた。本日の寸劇の主人公・聖教新聞ガーナ常駐特派員・南忠雄(みなみただお)青年であります。

≪山本伸一≫ 南君、これからが正念場だよ。歯をく食いしばって頑張り抜くんだ。同じ一生ならば、アフリカの人々の幸福のために人生を捧げ、広宣流布のパイオニアとして名を残すことだ。
それが君の使命だ。崇高な使命に生きられるということが、どんなにすばらしいか、やがてしみじみとわかるときがくるよ。君がこれから、どうしていくのか、私はじっと見ているよ。

≪南忠雄≫ はい!頑張ります!

≪ナレーション≫ 南は、すっかり日焼けして黒くなった顔で、目を輝かせてうなずいたのであります。

≪ナレーション②≫ 南忠雄は神奈川県横須賀の出身。小学3年の時、父親が病死。
母が和裁の仕事で、5人の子供を育てたが生活は苦しかった。
彼が中学の時に母が入会、間もなく彼も信心を始めた。

一家に希望の光が、差したのであります。

南忠雄は働きながら定時制高校、そして夜間の大学に進み、学会活動にも励んだのであります。
学会活動の中で、民衆の幸福と世界の平和を実現することが、創価学会の目的であることを知ります。

そして民衆の幸福のために尽くそう、広宣流布に生き抜こう。との、思いを、強く、強く、抱くようになっていったのであります。

大学卒業後は、本部職員として採用され、聖教新聞の記者となった。
念願の職場であった。
しかし、あまりの多忙のため、体調を崩してしまったのであります。

≪南忠雄≫ 仕事をする上で大事なのは健康だ。よーし、まげてたまっか・がんばるぞー。
体を鍛え、体力をつけよう。よし、毎朝、仕事の前に、ランニングをして、体を鍛えよう。

≪ナレーション②≫ そんな一途に努力する、南の姿を、山本伸一は、じっと見ていたのであります。
海外常駐特派員の募集があった時、南は勇んでガーナ行きを、希望したのでありました。


≪山本伸一≫ 南君。ガーナに行ってくれるんだね。

≪南忠雄≫ はい!頑張ります。

≪山本伸一≫ ガーナについては、何か知っているかい?

≪南忠雄≫ (元気いっぱい)はい。ガーナ ミルク チョコレート しか、思い浮かびません。

≪山本伸一≫ ガーナは公用語が英語だな。君は英語はできるのか?

≪南忠雄≫ (元気いっぱい)はい。ぜんぜん、できません。

≪山本伸一≫ かまわないよ。「当たって砕けろ」、の心意気で行きなさい。
活躍の舞台は広い。広宣流布の大きな希望をもって、人生を生き抜くことだよ。

≪山本伸一≫ これからは世界が大事になる。行ってくれるね。年が明けたら出発しなさい。

≪ナレーション≫ 南は、ガーナ広宣流布に胸を躍らせながら、さっそく妻に電話を入れたのであります。


≪南忠雄≫ 今度、ガーナに行くことになったよ。永 住 することに、なったんだ。

≪南忠雄≫の妻   エ・・イ・・ジ・・ユ・・ウ・・ ???
         あまりの驚きにもうセリフが続きません。

≪ナレーション≫ 山本伸一と妻の峯子は、結婚してまだ一年もたっていない南の妻を、夫婦で、激励したのであります。

≪山本伸一≫ 今度、ご主人にはガーナに行ってもらうことになりました。
       ご苦労をかけますが、一緒に行っていただけますか?

≪峯子≫ ご主人のためにもアフリカを、ガーナを、好きになってください。

≪南忠雄≫の妻   はい!大丈夫です。

≪山本伸一≫ 夫婦でアフリカに行って、広宣流布の道を開く、これは過去世からの約束なんです。
この世の使命です。

したがって、腹を決めて頑張ることが大事です。
ご主人がガーナで成功するもしないも、すべてあなたにかかっています。
それを忘れずに、強く、強く、生き抜いて、必ず人生の大勝利を打ち立ててください。

    遙(はる)かなる 君が燃え行く アフリカに われは命の 唱題おくらむ


≪ナレーション≫ 赤道に近いガーナは、ともかく、ともかく暑かったのであります。

≪南忠雄≫ ハルマッタンと呼ばれる乾燥した風が吹き、温度は40度を超えることもあるんです。
買い物をするにも、直射日光を浴びずに、最短距離で歩いていく工夫をしなければ大変です。

≪ナレーション≫ 国際電話も、なかなか、つながりません。

≪南忠雄≫ 新聞の原稿をエアメールで送っても、10日以上もかかる。
船便(ふなびん)だと1ヶ月半もかかってしまう。まいったなぁー。

≪ナレーション≫ 銀行での給料の受け取りもトラブル続きです。

≪南忠雄≫ どっかでミスがあって振り込まれていない。
銀行では、「来てません。」と言うだけで全然、調べてくれないんだ。まいったなぁー。

≪ナレーション≫ メンバーの家庭訪問に回ると、皆が、喜んで水を出してくれた。

≪南忠雄≫ 日本でお茶を出してくれるのと、同じだけど、生水だから、飲めば必ず腹をこわすんだ。
まいったなぁー。 いや、だめだ。 これではだめだ。
日本を基準に考えていては、ガーナの人々の気持ちはわからない。
「郷に入っては郷に従え」と言うじゃないか。
日本と比べて一喜一憂するのは、もう、やめよう。
よーし、まげてたまっか・がんばるぞー。

≪ナレーション≫ しかし3ヶ月ほどしたころ、南は、マラリアで倒れてしまったのです。
熱は40度を超え、意識は朦朧(もうろう)となり、立ち上がることもできなかったのであります。

≪山本伸一≫ 南君は、大丈夫か。それから、どうなったんだ。まだ連絡は、取れないのか。
私は、戦争に行った兄たちから、マラリアの苦しさを聞いているんだ。
だから南君のことが、心配で、心配で仕方がないんだよ。

≪ナレーション≫ グアムでの世界平和会議で一年ぶりに南の顔を見た山本伸一は、包み込むような笑顔で語ったのであります。

≪山本伸一≫ 南君、マラリアには注意するんだよ。心配したんだよ。
ところで、アフリカの代表メンバーにも提案したんだが、どうだろう。
ガーナに会館を作ってはどうかね。アフリカで最初の会館だ。みんなで相談して、ぜひ実現してほしい。

≪南忠雄≫ アフリカで最初の会館。ガーナ会館。はい、希望が湧きます。必ず実現いたします。

≪ナレーション≫ こうしてガーナ会館の実現に向けての挑戦が、始まったのであります。


≪ガーナ青年部≫ はい、私は、元気はつらつ・ガーナ青年部です。
南指導長、売りにでている、会館にふさわしいような建物は、なかなか見つかりません。

≪南忠雄≫ いや、必ずある。これは先生との約束だ。

≪ガーナ青年部≫ 南指導長、基礎だけ造って工事が中止になっている物件を、見つけました。

≪南忠雄≫ よしこれなら、立派な会館ができるぞ。
この建物の設計は変更だな。しかし予算に余裕がないんだ。
鉄筋と電気工事は業者に頼むが、あとは、すべて自分たちで、作ろう。

≪ガーナ青年部≫ はい。作業は、土曜日と日曜日。
朝、現場にみんなで集まって勤行し、御書を拝読、学会歌を歌おう。

そして作業開始だ。ただし、作業は、午前中が勝負。昼過ぎは、暑すぎて働くことができないからだ。
よーし、まげてたまっか・がんばるぞー。

≪ガーナ青年部②≫「♪♪私たちの会館を造ろうルンルン。♪♪広布の城。平和の城を。ルンルン♪♪」

≪ナレーション≫ トラックの荷台に何時間も揺られて、駆けつけるメンバーもいたのであります。
皆、自分たちの手で、アフリカ初の会館を完成させるのだという誇りと使命に燃えていたのであります。
だれもが活気に満ち、喜びにあふれていた。

しかし、思わぬ障害が待ち受けていたのです。

≪ガーナ青年部≫ 大変だー。クーデターが起きました。

≪南忠雄≫ いまは危険だ。工事は少し様子を見てからにしよう。

≪ガーナ青年部≫ 今度は、鉄筋の値段が5倍になってしまいました。
セメントの値段も、めちゃくちゃ高くなってしまいました。マーケットには、商品がなにもありません。

≪南忠雄≫ ともかく何とかして、少しづつでも資材を集めよう。資材が集まるまで少し待とう。

≪ガーナ青年部≫ なんとしても、必ず幸福と平和の法城となる会館を建ててみせるぞ。
よーしやっとの思いで、資材も集まった。準備ができた。さあ工事再開だ。

≪ガーナ青年部②≫ 「♪♪私たちの会館を造ろうルンルン。♪♪広布の城。平和の城を。ルンルン♪♪」

≪ガーナ青年部≫ え?なんだいこの騒ぎは。え?また、クーデターが起きたんだって?
こんなんで、負けないぞ!! よーし、まげてたまっか・がんばるぞー。

≪ナレーション≫ こうした繰り返しの中で、ついに1983年の年末にガーナ会館が完成したのであります。
ガーナのメンバーの喜びがバクハツした。

1984年昭和59年の元日には、会館の落成を記念する新年勤行会が、晴れやかに挙行されました。
それはアフリカで最初の会館をと、決意してから実に9年後の、ことだったのであります。

≪南忠雄≫ ガーナ会館の敷地面積は2400平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造り2階建て。
大ホールは400人を越える人びとを収容できます。
会議室、事務室、応接室などを備えた堂々たる会館です。
階段の一段、一段に、柱の一本、一本に、メンバーの真心が、汗と涙が、そして広宣流布への誓いが込められています。
21世紀はアフリカの世紀です。先生、ありがとうございました。

≪ナレーション≫ さあいよいよ、私たちの○○文化会館の完成が近づいてまいりました。
全てに大勝利して、晴れやかに○○文化会館の完成を、迎えようでは有りませんか

本日は小説・新人間革命・第二十一巻・「SGI」の章から、「ガーナ会館の完成のお話」を、旭日地区のオール スター キャストで、お送りいたしました。

なお世界平和会議に集った、多くのメンバーの、エピソードは、またの寸劇のお楽しみであります。

以上で、寸劇のコーナーを終わります。




長い寸劇最後まで読んでいただきありがとうございます。

この寸劇の分量はおおよそ、20文字×250行になります。


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テーマ: 二次創作 | ジャンル: 小説・文学

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