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飛騨高山の小学5年生・丸山圭子ちゃんのお話

高山に行った時には、あなたは小学校の五年生だったね。よく覚えているよ。
私はこれからも、ずっと、あなたを見守っていきます。

山本伸一先生は、学会っ子は、“獅子の子”だっていわれているのよ。
“獅子の子”は、何があっても泣いたりしちゃいけないわ。
圭子ちゃんも、絶対に負けないでがんばってね

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≪ナレーションA≫ それでは寸劇のコーナーです。
本日は、「飛騨高山の小学5年生・丸山圭子ちゃんのお話」と題しまして、お送りいたします。

 時は、昭和42年、西暦1967年8月15日。
山本伸一は岐阜の高山会館を訪問したのであります。
高山会館は人で埋まり、路上にまでメンバーがあふれていたのであります。

≪山本伸一≫ お世話になります。
飛騨(ひだ)は、美しい、いいところだね。
さあ、飛騨の夜明けを開きましょう。

≪ナレーションA≫ 多くのメンバーが集まっていたため、何度も入れ替えをして、勤行会が行われたのです。
その時、山本伸一のすぐ後ろで、歓喜に頬(ほお)を紅潮(こうちょう)させて懸命に唱題する、一人の未来部員がいたのです。
本日の寸劇の主人公、丸山圭子(けいこ)ちゃんであります。

≪丸山圭子≫ 丸山圭子、小学5年生の役をやります。よろしくお願いします。

 私は、小さい時から、信心に励む両親の唱題の声を聞きながら育ちました。
そんな自分が、お題目を唱えるようになったのは、“いじめ”にあってからです。

≪ナレーションB≫ 圭子ちゃんは、棚の上から落ちてきた植木鉢が左手の中指にぶつかって、怪我をしてから、指が不自由になりました。
小学校に入ると、周りの子供たちから好奇(こうき)の目で見られ、毎日、心ない言葉をあびせられ続け、仲間はずれにもされたのです。

そんな圭子ちゃんを、両親は、こう言って励ましたのであります。

≪お母さん≫ 人を差別したり、いじめたりする子は、心の貧しい子なのよ。
しっかり、お題目を唱えなさい。
そうすれば、そんなことで挫(くじ)けない、強い子になれるわよ。

≪ナレーションB≫ 女子部の先輩も激励を重ねたのであります。

≪女子部先輩≫ 山本伸一先生は、学会っ子は、“獅子の子”だっていわれているのよ。
“獅子の子”は、何があっても泣いたりしちゃいけないわ。
圭子ちゃんも、絶対に負けないでがんばってね

≪ナレーションB≫ その励ましが、圭子ちゃんに希望を与えたのです。
圭子ちゃんは真剣に祈った。すると、勇気がわいてくるのを感じた。
もう泣くまいと思った。
唱題を続けるなかで、次第に明るさを取り戻していった。
授業中も、進んで手をあげるようになった。

左手の中指が不自由であることは、やがて、何の苦にもならなくなったのであります。

≪女子部先輩≫ 山本先生は、社会の平和と人びとの幸福のために、世界を駆け巡っていらっしゃるのよ。
先生は、私にとって人生の師匠なのよ。

≪丸山圭子≫ どうすれば、山本先生にお会いすることが出来るんですか。

≪女子部先輩≫ そうねー。『祈りとして叶わざるはなし』の御本尊なんだから、しっかりお題目を唱えれば、必ずお会いできるわよ。

≪ナレーションB≫ 以来、圭子ちゃんは、山本先生とお会いできますようにと、真剣に唱題を始めたのです。
そして、数日前、両親の話から、8月15日に山本会長が高山に来ることを知ったのであります。

≪丸山圭子≫ ねえ、私もその会合に行ってもいい?

≪お母さん≫ だめよ。子供は参加できないことになっているの。
あなたは、おうちで妹と留守番していてね。

≪ナレーションB≫ さて15日の当日であります。

≪丸山圭子≫ そうだ、会館に行く国道に立っていれば、先生の乗った車を見ることができるかもしれない。
よーし、行ってみよう。

≪ナレーションB≫ 30分ほどで、ようやく国道に出た。
それから、もう少し、もう少しと、歩いていくと空き地に、大勢の人が集まっていた。

≪丸山圭子≫ 会合で見たことのある人がいっぱいいるわ。何だろう。

≪ナレーションB≫ 実は、高山会館に行くメンバーの待機場所だったのです。
「ヤバイ」。お母さんにみつからないように、そっと木陰(こかげ)に身を潜(ひそ)めていたのですが、、

≪男子部輸送班≫ こらこら、だめですよ。
あなたも、ちゃんと列に入って、並んでいてください。

≪丸山圭子≫ は、はい。わかりました。

≪ナレーションB≫ しばらくすると、待機していたメンバーは、高山会館に移動することになったのです。
「子供は参加できないことになっている」との、お母さんの言葉を思い出して、どうしようかと困っていると、、

≪男子部輸送班≫ こらこら、だめですよ。
あなたも、ちゃんと列を乱さずに、いっしょに歩いてください。

≪丸山圭子≫ は、はい。わかりました。

≪ナレーションB≫ こうして、圭子ちゃんは、いつの間にか、高山会館に着いたのです。
しばらく庭で待機していると、部屋の中から、山本会長の声が聞こえてきます。

≪山本伸一≫ どうか、もっともっと強い信心にたって、もっともっと大きな功徳を受けてください。
今度私が来る時には、女性はすばらしい着物を着て、男性は超高級の背広を着て、ピカピカの新車に乗って、『こんなに幸せになれました』と言って、駆けつけていただきたい。

今日は、外にもたくさん人があふれていますので、今、この部屋にいる方は、外に出て、入れ替わっていただきたいんですが、よろしいでしょうか。

では、大変に申し訳ありませんが、静かに立ち上がってください。

≪ナレーションB≫ 会館の中にいたメンバーが退場すると、伸一は縁側まで出て、外にいた人たちに、手招きして言った。

≪山本伸一≫ さあ、どうぞ、中にお入りください。

≪ナレーションB≫ 圭子ちゃんは、後ろから押されて、押されて、また押されて、いつの間にか、最前列になっていた。
伸一の真後ろで勤行しながら、圭子ちゃんは信じられない気持ちだった。

≪丸山圭子≫ 御本尊様はすごい! 願いが本当に叶ってしまった!!

≪ナレーションB≫ 伸一は、勤行が終わり、皆の方を振り向くと、最前列にかしこまるようにして座っている圭子ちゃんに、声をかけたのであります。

≪山本伸一≫ 私の横にいらっしゃい!

≪ナレーションB≫ ところが、圭子ちゃんは緊張して、その言葉も耳に入りません。
婦人部の幹部が、話しかけ、手招きをしたので、あわてて立ち上がりました。

≪山本伸一≫ よく来たね。ありがとう。何年生?

≪丸山圭子≫ 五年生です。

≪山本伸一≫ そうか。お父さん、お母さんを大切に。また、しっかり、勉強するんだよ。

≪丸山圭子≫ はい!

≪山本伸一≫ さあ、お土産だよ。

≪ナレーションB≫ 伸一は、未来を担(にな)うのはこの子たちだと思うと、声をかけずには、いられなかったのであります。
彼は記念として少女に何か贈りたいと思ったが、あいにく何も用意していなかったので、宝前に供えられていた菓子を、渡したのでした。

束の間の出会いであったが、山本伸一の励ましは、丸山圭子という一少女の幼い胸に、使命の光を注いだ。
彼女は山本会長の期待を感じ、“頑張ろう。勉強にも挑戦しよう”と、心に誓いながら、家路を急いだのであります。

≪ナレーションA≫ お話の続きは、なんと、それから11年後の昭和53年西暦1978年7月であります。

名古屋の中部文化会館で行われた記念の幹部会で、圭子ちゃんの名前が呼ばれたのです。
壇上に立った圭子ちゃんに、伸一は懐かしそうに、語りかけたのであります。

≪山本伸一≫ 高山に行った時には、あなたは小学校の五年生だったね。よく覚えているよ。
私はこれからも、ずっと、あなたを見守っていきます。

≪ナレーションA≫ 山本伸一は、飛騨の地に植えた種子が、花開いたような喜びを覚えたのです。
すぐに句を認(したた)め、彼女に贈ったのであります。

≪山本伸一≫ 

あな嬉し 花の広布の 君が舞い 
  
あな嬉し 花の広布の 君が舞い 



≪ナレーションA≫ 山本伸一は、彼女の幸福を、心から願った。
自分に負けないで、生涯、広布の道に邁進(まいしん)してほしいと思った。
皆のために、黙々と、謙虚に、誠実に働き、誰からも信頼されるリーダーに育ってほしかったのであります。

本日は小説新人間革命第12巻「愛郷(あいきょう)」の章より、
「飛騨高山の丸山圭子さんのお話」を、旭日地区のオールスターキャストでお送りいたしました。

以上で、寸劇のコーナーを終わります。



最後まで読んでいただきありがとうございます。

未来部のメンバーに参加してもらう寸劇として作ってみました。

この寸劇の分量は、おおよそ、20文字×190行です。 

ナレーションA と ナレーションB があります。
ナレーションの部分が多くなってしまったためです。
両方をひとりでやっても大丈夫です。


原作にある以下の部分は省略しました。
いじりすぎだ、と思われる方には、お詫び申し上げます。


 山本伸一は、飛騨の人びとが、長い間、いかに苦悩の辛酸をなめてきたかをよく知っていた。また、飛騨の同志が、大変な環境のなかで、郷土の人びとの幸福を願い、いかに黙々と奮闘し続けて来たかも、よくわかっていた。
だからこそ、その同志を、命の限り、励ましたかった。その胸中に、勇気と希望の火をともしたかったのであります。伸一は、飛騨の安穏と繁栄を祈り念じて、緑深き山々に題目を染み込ませる思いで、車中、懸命に唱題を重ねたのであります。

そして、数日前、支部長 、支部婦人部長をしている両親の語らいから、8月15日に山本会長が高山に来ることを知ったのである。彼女の唱題は、ちょうど百五十万編になんなんとしていたのであります。

皆さんの手で、必ず飛騨に、『幸福の花園』を、『人間協和の故郷』を築いていってください。
私は、皆さんのことは、永遠に忘れません。
飛騨には、なかなか来ることは出来ませんが、皆さんのご健康とご長寿を、また、ご一家と飛騨の地域の繁栄を祈っております。お題目を送り続けます。お元気で!

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テーマ: 二次創作 | ジャンル: 小説・文学

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