もうひとつの5月3日

昭和27年、西暦1952年5月3日、
戸田先生が、第2代会長に就任してから、ちょうど一年、一組の結婚式が営まれたのであります。
いったい誰の、どなたの、結婚式でありましょうか。
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≪ナレーション≫ それでは、寸劇人間革命のコーナーです。

時は昭和27年、西暦1952年の5月3日、
戸田先生が、第2代会長に就任してから、ちょうど一年後の記念すべき日であります。
この日、一組の結婚式が営まれたのであります。

いったい誰の、どなたの、結婚式でありましょうか。
お話は、数年前に、さかのぼります。

なお、登場人物の年齢と、出演者の年齢にかなりの無理が、ありますが、いつものことですので、よろしくお願いします。
(婦人部の方が、峯子役の時には、このセリフが必要です。)

昭和23年、西暦1948年9月、
山本伸一青年は、戸田先生の第7期法華経講義に参加します。
その時、戦争中に軍需工場で一緒に働いたことのある、春木義男(よしお)に偶然、であったのであります。

≪春木義男≫  私のうちは、戦前からの信心なんですよ。
座談会には、牧口先生もよく、来てくださったんです。
山本さんも、蒲田支部ですね。
私も同じ、蒲田支部ですよ。

≪山本伸一≫  そうだったんですか。
ところで、そちらにいるのは、妹さんですか。

≪峯子≫    妹の、春木峯子(みねこ)です。高校生です。
私の入会は、昭和16年(1941)7月12日です。

≪ナレーション≫ 昭和26年5月3日、戸田先生が第2代会長に就任します。
二人は同じ蒲田支部の、男女青年部として、参加したので、あります。
二人が顔をあわせる機会も、次第に増えていきました。
二人の親しさは、彼らが、自覚するよりも前に、周囲のひとびとが、早くも感づいていたのであります。

 さて、次の場面は、7月のある、会合の始まる直前の出来事であります。


≪山本伸一≫ まだ、会合に誰も来てませんが、峯子さんも、早かったですね。ドキ 

≪峯子≫ 勤め先の、銀行の仕事が、早く、終わりましたので、ドキ 

≪山本伸一≫ そうですか、ちょっと、待ってください、サラサラ、サラサラ、このメモを

≪峯子≫ 何でしょう?

≪山本伸一≫ あとで、、

≪ナレーション≫ 峯子は、その夜、家に帰ってから、そのメモを広げたので、あります。

≪峯子≫     
わが心 嵐に向かいつつ  わが心 高鳴(たかな)りぬ    
嵐に高鳴るか 我が心よ  あらず秘(ひ)めやかに高鳴るを知りぬ 
ああ 我が心 汝(なれ)の胸に 泉(いずみ)を見たり  
汝の胸に 花咲くを願いたり 
 
 
ドキ 

≪ナレーション≫ この時を境として、二人の手紙の、往復が、始まったのである。

戸田先生は、そんな二人を、じっと見守っていたのであります。

≪山本伸一≫   *生活が苦しくても、進まなねばならぬ時が、あるかもしれない。
早く死んで、子供と取り残されるかもしれない。
それでも、いいのですか

≪峯子≫     結構です。

≪ナレーション≫ 峯子は、微笑みながら、答えてくれたのであります。

二人の心中を訊(き)かれた戸田先生は、双方の親への了解を取ってくださることになった。
戸田先生は、伸一のために、まず峯子の家を訪れたのであります。


≪戸田城聖≫ 今日は、素晴らしい、一世一代の話を、持ってきたぞ。
山本伸一君との縁談だ。

≪母_明子≫ 長女が、嫁いだ、ばかりですから、、とてもいいお話ですが、、

≪戸田城聖≫ あなたは、正直だ。娘を嫁にやると思えば、そうかもしれない。
反対に婿をとると思えばどうなるかな。
生まれた、孫をうんとかわいがりなさい。
そうすると、孫ぐるみでこちらに、なついてくるものだ。
娘を嫁にやったようでも、実は婿を、もらったと同じことになる。
そうすれば、決して心配しなくてもよい。どうだろう。

≪母_明子≫   そうですね。
わかりました。よろしくお願いします。


≪ナレーション≫ 数日後、今度は伸一の父を訪問した。
二人は初対面で、あります。
世間話から、突然、居住(いず)まいを改めて言い出しました。

≪戸田城聖≫  伸一君を私に、くださらんか

≪父_宗一≫   伸一を、、ですか、、

≪戸田城聖≫  そうです。伸一君を、私に、ください。

≪父_宗一≫  五男の伸一は、小さいころから、弱くて、一番心配してきた子供だ。
その伸一が普段から、「先生」「先生」と呼んで、尊敬している人物が、突然、「くれ」といってきた。
んー。

うん。差し上げましょう。

≪戸田城聖≫  くださるか。伸一君のことは、今後一切、戸田が責任をもって、引き受けましょう。

**伸一は、私の大事な弟子です。
私が一生涯、訓練し、私の後を継いでもらいたい人物です。
学会は小さい。
しかし、いかなる非難中傷を受けることがあっても、伸一のような、私の弟子が成長したならば、必ず学会も大きくなります。
日本はおろか、世界的になるでしょう。
どうか、お父様も見守ってあげてください。
お母様も、お願いいたします。

≪父_宗一≫   伸一は、一切、先生に差し上げたものです。
先生に、学会に、うんと、ご奉公してもらいたいと思っています。

≪戸田城聖≫  ところで、実は、伸一君に、縁談が今、起きたところなのです。
かくかくしかじか。
私の見るところでは、しごく良縁と思われますが、いかがなものでしょうか。

≪父_宗一≫  伸一は今、あなたに差し上げたばかりです。
どうなりと、いいようになさってください。

≪戸田城聖≫  いや、まいった。
はっはっはっはっはっーーー


≪ナレーション≫ 年を越して、一月。
蒲田支部長、小西夫妻を、仲人として、結納の儀式をすませ、そして、5月3日を結婚の、吉日として選んだのであります。


≪戸田城聖≫   さあ、これからが大切なのだ。
峯子に2つ頼みたい。
一つは、必ず家計簿をつけること。
これができない女房などは、家庭をもつ資格はない。
第二に、主人を朝晩、送り出したり迎えたりするときには、たとえ、どんな不愉快なことがあっても、笑顔で送り、笑顔で迎えなければいけない。
この二つだけは守ってほしい。
伸一を頼むよ。
私の願うことはただ一つ、これからの長い人生を広宣流布のために、二人で力を合わせ戦い切ってもらいたいということであります。

≪峯子≫ 二人で話しました。
生涯、戸田先生に師事すること。創価学会から離れないこと。
社会のために、プラスになることをすること。
人のために、尽くすことを、いとわないこと。

≪山本伸一≫ 前途には、想像を絶する苦難や、嵐が待ちうけているかも知しれません。
時には権力の弾圧も、あるかもしれません。
しかし若い私たち二人は、広宣流布という将来の夢を、ひたすら実現することに、焦点を置いています。
それは壮大な夢であり、私たちの人生の唯一の目的であり、それが、新しい二人の人生のすべてであります。


≪ナレーション≫ 時に、新郎、山本伸一24歳。
新婦 峯子は、二十歳になったばかりでありました。

先生、奥様、二人が命がけで、広宣流布実現のために戦ってこられたことは、皆様、ご存知のとおりであります。

本日は、小説-人間革命.第6巻「推移(すいい)」の章から、「もうひとつの5月3日」のお話を、旭日地区の オール スター キャストでおおくりいたしました。

以上で寸劇人間革命のコーナーを終わります。

  
*私の履歴書  
**随筆 師弟の光『わが「創価の出発」の記念日』 


最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。

(ドキ)
まことに稚拙な表現もあり、お恥ずかしいしだいです。
今後ともよろしくお願いします。

この寸劇人間革命の分量は、おおよそ20文字×170行です。

原稿印刷のために空白行の少ないテキストデータを準備しましたので、是非ご活用ください。




≪ナレーション≫ それでは、寸劇人間革命のコーナーです。
時は昭和27年、西暦1952年の5月3日、戸田先生が、第2代会長に就任してから、ちょうど一年後の記念すべき日であります。この日、一組の結婚式が営まれたのであります。
いったい誰の、どなたの、結婚式でありましょうか。
お話は、数年前に、さかのぼります。(なお、登場人物の年齢と、出演者の年齢に多少の無理が、ありますが、いつものことですので、よろしくお願いします。)
昭和23年、西暦1948年9月、山本伸一青年は、戸田先生の第7期法華経講義に参加します。
その時、戦争中に軍需工場で一緒に働いたことのある、春木義男(よしお)に偶然、であったのであります。
≪春木義男≫ 我が家は、戦前からの信心なんですよ。座談会のときには、牧口先生もよく、来てくださったんです。山本さんも、蒲田支部ですね。私も同じ、蒲田支部ですよ。
≪山本伸一≫ そうだったんですか。ところで、そちらにいるのは、妹さんですか。
≪峯子≫ 妹の、春木峯子(みねこ)です。高校生です。
私の入会は、昭和16年(1941)7月12日です。

≪ナレーション≫ 昭和26年5月3日、戸田先生が第2代会長に就任します。二人は同じ鎌田支部の、男女青年部として、参加したので、あります。二人が顔をあわせる機会も、次第に増えていきました。
二人の親しさは、彼らが、自覚するよりも前に、周囲のひとびとが、早くも感づいていたのであります。
 さて、次の場面は、7月のある、会合の始まる直前の出来事であります。
≪山本伸一≫ まだ、会合に誰も来ていませんが、峯子さんも、早かったですね。
≪峯子≫ 勤め先の、銀行の仕事が、早く、終わりましたので。
≪山本伸一≫ そうですか、ちょっと、待ってください。サラサラ、サラサラ、このメモを。
≪峯子≫ 何でしょう?
≪山本伸一≫ あとで、
≪ナレーション≫ 峯子は、その夜、家に帰ってから、そのメモを広げたので、あります。

≪峯子≫     
わが心 嵐に向かいつつ  
わが心 高鳴(たかな)りぬ    
嵐に高鳴るか 我が心よ
  あらず秘(ひ)めやかに高鳴るを知りぬ 
ああ 我が心 汝(なれ)の胸に 
泉(いずみ)を見たり  
汝の胸に 花咲くを願いたり

  ドキ!!  
   
≪ナレーション≫ この時を境として、二人の手紙の、往復が、始まったのである。
戸田先生は、そんな二人を、じっと見守っていたのであります。
≪山本伸一≫  * 生活が苦しくても、進まねばならぬ時が、あるかもしれない。
早く死んで、子供と取り残されるかもしれない。それでも、いいのですか
≪峯子≫ 結構です。
≪ナレーション≫ 峯子は、微笑みながら、答えてくれたのであります。
二人の心中を訊(き)かれた戸田先生は、双方の親への了解を取ってくださることになった。
戸田先生は、伸一のために、まず峯子の家を訪れたのであります。
≪戸田城聖≫ 今日は、素晴らしい、一世一代の話を、持ってきたぞ。山本伸一君との縁談だ。
≪母_明子≫ 長女が、嫁いだ、ばかりですから、とてもいいお話ですが、
≪戸田城聖≫ あなたは、正直だ。娘を嫁にやると思えば、そうかもしれない。反対に婿をとると思えばどうなるかな。生まれた、孫をうんとかわいがりなさい。そうすると、孫ぐるみでこちらに、なついてくるものだ。娘を嫁にやったようでも、実は婿を、もらったと同じことになる。そうすれば、決して心配しなくてもよい。どうだろう。
≪母_明子≫ そうですね。わかりました。よろしくお願いします。

≪ナレーション≫ 数日後、今度は伸一の父を訪問した。二人は初対面で、あります。世間話から、突然、居住(いず)まいを改めて言い出しました。
≪戸田城聖≫ 伸一君を私に、くださらんか
≪父_宗一≫ 伸一を、ですか、
≪戸田城聖≫ そうです。伸一君を、私に、ください。
≪父_宗一≫ 五男の伸一は、小さいころから、弱くて、一番心配してきた子供だ。
その伸一が普段から、「先生」「先生」と呼んで、尊敬している人物が、突然、「くれ」といってきた。んー。
うん。差し上げましょう。
≪戸田城聖≫ くださるか。伸一君のことは、今後一切、戸田が責任をもって、引き受けましょう。
** 伸一は、私の大事な弟子です。私が一生涯、訓練し、私の後を継いでもらいたい人物です。
学会は小さい。しかし、いかなる非難中傷を受けることがあっても、伸一のような、私の弟子が成長したならば、必ず学会も大きくなります。日本はおろか、世界的になるでしょう。
どうか、お父様も見守ってあげてください。お母様も、お願いいたします。
≪父_宗一≫ 伸一は、一切、先生に差し上げたものです。先生に、学会に、うんと、ご奉公してもらいたいと思っています。
≪戸田城聖≫ ところで、実は、伸一君に、縁談が今、起きたところなのです。かくかくしかじか。
私の見るところでは、しごく良縁と思われますが、いかがなものでしょうか。
≪父_宗一≫ 伸一は今、あなたに差し上げたばかりです。
どうなりと、いいようになさってください。
≪戸田城聖≫ いや、まいった。はっはっはっはっはっはっはっはっーーー
≪ナレーション≫ 年を越して、一月。
蒲田支部長、小西夫妻を、仲人として、結納の儀式をすませ、そして、5月3日を結婚の、吉日として選んだのであります。
≪戸田城聖≫ さあ、これからが大切なのだ。峯子に2つ頼みたい。
一つは、必ず家計簿をつけること。これができない女房などは、家庭をもつ資格はない。
第二に、主人を朝晩、送り出したり迎えたりするときには、たとえ、どんな不愉快なことがあっても、笑顔で送り、笑顔で迎えなければいけない。
この二つだけは守ってほしい。伸一を頼むよ。
私の願うことはただ一つ、これからの長い人生を広宣流布のために、二人で力を合わせ戦い切ってもらいたいということであります。
≪峯子≫  二人で話しました。生涯、戸田先生に師事すること。創価学会から離れないこと。
社会のために、プラスになることをすること。
人のために、尽くすことを、いとわないこと。
≪山本伸一≫ 前途には、想像を絶する苦難や、嵐が待ちうけているかも知しれません。
時には権力の弾圧も、あるかもしれません。
しかし若い私たち二人は、広宣流布という将来の夢を、ひたすら実現することに、焦点を置いています。
それは壮大な夢であり、私たちの人生の唯一の目的であり、それが、新しい二人の人生のすべてであります。

≪ナレーション≫ 時に、新郎、山本伸一24歳。新婦 峯子は、二十歳になったばかりでありました。
先生、奥様、二人が命がけで、広宣流布実現のために戦ってこられたことは、皆様、ご存知のとおりであります。
本日は、小説人間革命.第6巻「推移(すいい)」の章などから、『もうひとつの5月3日』のお話を、旭日地区の オール スター キャストでおおくりいたしました。
以上で寸劇人間革命のコーナーを終わります。
   


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テーマ: 二次創作 | ジャンル: 小説・文学

コメント

  • 2014/02/12 (Wed) 13:41
    お似合いの二人

    こんにちは。今日はタイトルにひかれてフラっと訪問させていただきましたが、中々面白くていいですね。私も地区部長で座談会の企画はいつも悩みの種ですので、また機会があれば使わせていただくかもしれません。大きな会合のアピールなどでもいけそうだと思いました。地道にブログを更新されていて素晴らしいと思います。信心即ブログですね。今後のご活躍をお祈り申し上げます。

    王者の剣 #- | URL | 編集
  • 2014/02/12 (Wed) 20:43
    Re: お似合いの二人

    > 読んでいただき大変ありがとうございます。『信心即ブログ』とは、正直まいったな、と思いました。これからもよろしくお願いします。

    土星人 #- | URL | 編集

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